『ダッリーニャ:今シーズンについて、2025/2024年機について説明』
★10月24〜26日、マレーシアGPがセパン・インターナショナル・サーキットで行われる。
★10月23日(木)、ドゥカティのジジ・ダッリーニャ(ゼネラルディレクター)が、伊サイト『Gpone』で次のように話した。
【今シーズンについて、全体的な感想は?】
「勝ち取れるものは全て達成できました…コンストラクター/チーム/ライダーの3部門でタイトルを取り、決勝19回中16勝を果たし…今シーズンに関しては、満足の一言ですね。
まぁ、確かに、終盤に入ってからはいくつか不運に見舞われたが…時には、そう言うこともあるでしょう。
ピットボックスの片側は素晴らしいシーズンを送っていたが、もう片側では少々苦戦してしまい…つまりは、まだ改善の余地があると言うことです。
とにかく、私としては満足しなければね…ドゥカティ・コルセのために尽力してくれた皆さんに、賛辞の言葉を捧げるべきでしょう。」
【終盤に入って、ドゥカティが苦戦気味となり…一方、ライバル陣が迫って来ているが…】
「私は最後だけを部分的に見て、判断するようなタイプではないのですが…。
今シーズン、ドゥカティに迫ってくるメーカーがあったと言うのは、ある程度は想定していたことで…開幕時に申し上げた通り、今年、うちはリスクを負わないことにしてましたからね。
つまり、マシンの進化を最小限に抑えていたと言うことで…実際のところは、ほとんど進化させていないのですよ。そうしたベースから、改善につながるような新パーツを導入して行こうと言うことでしたから。
開幕時のドゥカティ最新機は2024年機に酷似したものであり、一方、ライバル陣は(マシンを)大きく進化させていたじゃないですか。
うちがこうしたリスクを負うことにしたのは、選手陣のレベルがかなり高かったからであり、2024年末でのパフォーマンスギャップが大きかったからです。
まぁ、正直に言うならば、正しい選択だったと思ってますけどね。」
【最新機はマルケス/バニャイア/ディ・ジャンナントニオの3選手が使用していたが、どのマシンが新の最新機だったの?】
「常々言ってることですが、あいにく、開幕時のマシンと昨シーズン末のマシンは基本的には同じ物なんですよ…車台やエアロダイナミクスにおいてね。そこから始めて、改良パーツを加えて行ったのです。
テストの際は双方のマシンに双方のエンジンを、区別なく使用したりはしますけどね…各パーツの信頼性に差異がありますから。
とにかく、マシン自体は基本的に酷似しており、選手に依っては上手く乗りこなしていたが、ごくたまにしかそうした乗り方が出来なかった選手もいましたね。
ディッジャなどはフィリップアイランドとザクセンリンクで、良いレースをしてたじゃないですか。」
【ミザノテストで、バニャイア選手がモルビデッリ選手の2024年機を試していたが…】
「いつものことですが…チーム内で起きた技術的な事柄に関しては、チーム内に留めておくべきだと思うのですよ。
勘違いかもしれないが、何をやっているかについて、うちは他メーカーよりも多くを説明しているように思うんですよねぇ。
KTMの作業内容やアプリリアの進化について、誰も知らないじゃないですか…話題にされるのはドゥカティばかりでね。
ドゥカティ内でのことを話すのは、控えさせていただくべきだと思うんですがねぇ。」
[ その2に続く ]
(参照サイト:『Gpone』)
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「ごくたまにしかそうした乗り方が出来なかった選手もいましたね」 うーん、ペッコの事を指していると思いますが、こういう言い方は、イタリア的なんでしょうか? 「マルクだけではなく、ディッジャもいくつかのレースで活躍したのに、ペッコ、君はごくたまにだったね? もう少しなんとかならなかったの?」 と聞こえない事もない。 自分の誤解だと信じます。