『ドゥカティ:ニコロー・ブレガのモトGPデビュー評価は?』
★11月7〜9日、ポルトガルGPが行われ、モトGPクラスのニコロー・ブレガ(ドゥカティファクトリー、今季SBK総合2位)が予選18位、スプリントはリタイアし、決勝15位だった。
★ブレガ選手はマルク・マルケス代役として参戦したが、事前モトGPテストはヘレスで悪天候の中、30周回ほど走行しただけだった。
土曜FP2は路面が半分濡れていたため走り込みができず、予選ではミスをし、スプリントでは第4ラップで転倒リタイアとなってしまった。
日曜決勝は自信も揺らいでいたため、慎重にスタートし、できるだけ学習することに務め、終盤は好タイムを刻むことができた(1分39秒3)。
★決勝後、ブレガ選手は次のように話した。
「一番大変だったのはマシンじゃなく、タイヤの方ですね…SBKとは違うんで。レースの間ずっと、『SBKのようにしちゃ駄目だ、あんな風に加速しちゃ駄目だ』って言いながら走ってました。
来年はピレッリタイヤでモトGP機を試せるから、楽しみです…ピレッリなら慣れてるんで。データを見る限り、ミシュランタイヤでも高い戦闘力を出せた地点があったんで…そう言うのを全部きちんとまとめるようにしないと。
自信がある地点もあるけど、そうじゃない所もあるんで…まだ限界点が分からないんですよね。」
★決勝後、ドゥカティのダヴィデ・タルドッツィ(チームマネージャー)が次のように話した。
「終盤のペースはトップ4〜5並みだったんですよ。実に強い走りをしてました…終盤は特に速かったので、大変満足してます。
モトGPで学んだことはSBKの方でも役に立つでしょう。学習段階ですからね…モトGPでの1周1周が貴重ですよ。
来年に向け、かなり重要な経験をスタートさせたと言うことです。」
★11月11日、ダニーロ・ペトルッチ(今季SBK総合5位)がブレガ選手について、次のように話した。
「僕も2年前、バスティアニーニ代役としてドゥカティ機でモトGP参戦し、決勝11位だったんですよ。まぁ、先行機が転倒したおかげもあるけど、僕自身もけっこう速かったんですよね。
あの時は1年半ぶりのモトGP機だったけど、それまでにけっこう経験を積んでたから…それが助けになりました。
現在、ブレガは好調だし、ポルティマオでは適応作業ができただろうから…次のヴァレンシアでは強い走りができるんじゃないんですか。」
★ちなみに、今シーズンのペトルッチ選手は9月末のアラゴンラウンドまでは総合3位に就いていたが、トレーニング中に右手を骨折し、10月中旬のエストリルラウンドを途中で棄権した。
10月末のスペイン最終ラウンドも欠場となり、結局、総合5位となった。なお、負傷した右手は既にプレート挿入手術も済んでいる。
来年はトプラク・ラズガットリオグル後任として、BMW機でミゲル・オリヴェイラと組んでSBK参戦する。
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Motosprint』)
(Photo:Instagram)
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