Screenshot『マリーニ:ホンダは優遇措置の恩恵が減ったから…今夜はお祝いしないと!』
★11月14〜16日、ヴァレンシアGPが行われ、モトGPクラスのルーカ・マリーニ(ホンダファクトリー)が予選13位、スプリントはリタイア、決勝7位だった。総合13位(−403ポイント)。
★マリーニ選手が獲得した9ポイントにより、ホンダは優遇措置ランクがDからCに昇格した。
2026年に向けてのアドバンテージは減るが、今年がポジティブなシーズンだったと言うことである。
★決勝後、マリーニ選手が次のように話した。
【今回の決勝については?】
「貴重な7位となったので満足してます。ピットボックスで、スタッフが喜んでるのを見るのは良いもので…テストチームも、家で家族と一緒の時間を楽しめるでしょう。
あと、日本人スタッフの皆さんが大満足をしてたんでねぇ…彼らにとっては本当に重要な目標だったから。
今夜ぐらいはお祝いしても良いんじゃないんですか…もちろん、ゴールはまだまだ先だけど。とりあえず、今日と言う日を堪能しないと(微笑)。」
【今シーズン、一番プレッシャーの大きなレースだった?】
「いや、結局はいつもと一緒なんで…常にできる限り上位リザルトを目指しますからね。
まぁ、終盤ラップは(先行している)アレックス・マルケスやアルデゲルとも距離が離れてたし、(後続の)ミラーを引き離せてたんで…転倒しないよう減速はしました。フロントが固くなってたもんですから。
とにかく、完走して(ポイントとマシンを)持って帰る方が重要でした。」
【もう少し好リズムで走れそうな様子だったが…】
「リアタイヤの消耗が激しかったんです。アルデゲルはミラーを抜いた後、猛プッシュして引き離してたけど…僕はヤマハ機を抜こうとしただけで、リアタイヤがタレ始めて…。
タイヤマネージメントが鍵になることは分かってたんで、第1ラップから気をつけてたんですが…ちょっとプッシュすると、びっくりするぐらい消耗するんですよ。
それで、ミラーも同じ状況にならないかと思って…最終コーナーの立ち上がりでミスってたようだったんで、こっちはスリップストリームを利用し、リスクなしで抜きました。」
【今週末は徐々に伸びていったと言う感じで…】
「チーフメカニックが、上手いこと手を入れてくれたんですよ…あと、電制スタッフ陣も。おかげで土曜から日曜にかけて、上手く前進できました。
昨日のスプリントはたった1周で終わってしまったけど、でも、すぐ目の前に先行機がいるとウィリーしやすいとか…多少の情報は収集できたんです。
あと電制システムに関し、2点ほど手を入れられるってことも分かってたんで…実際、今日は操縦しやすかったです。
つまり、チーム全員のおかげですね…コンセッション関連の結果についても、スタッフ陣の驚異的な作業のおかげなんで。」
【表彰台には上がれなかったが、良いシーズンだったと思う?】
「(表彰台については)辛抱ですね…1回上がったぐらいじゃ、何も変わらないだろうから。
むしろ、来年は表彰台の常連になれるよう改善して行くことです。18日テストで上手く作業し、進化させながらリラックスした冬季シーズンを送ってね…冬はけっこう作業できるから。
そう言う意味ではエスパルガロが、けっこうポジティブなんですよ。僕は地に足をつけて行こうと思ってます…(18日に)マシンを試したら、どんな感じなのか…。
僕が知る限りでは、各エリアに重要な改善が施されてるらしいんですよね。」
【開発作業は、どの段階に突入しているの?】
「全体的に新パーツがあるほど良いんですが、ただ、もう大きな改良が必要な段階ではないです。今はディテールに集中しないと。
新フレームを3種類用意しても、0.4秒削ることはできないでしょうね…むしろ、足りない点を探り出して手を入れ、他の箇所の作業をどんどん進めていかないと…1ヶ所だけ改善すれば良いわけじゃないんで。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)





