Screenshot『サルッチ:VR46チーム運営は、ダヴィデ・ブリヴィオを見習うようにしてる』
★『ロッシ心の友ウッチョ』ことアレッシオ・サルッチは、当初、ヴァレンティーノ・ロッシの付き人をしていたが、2014年にVR46チームがモト3参戦を始めると、チーム運営にも携わるようになった。
同チームはモト2クラスを経て、2022年よりモトGP参戦を本格的に始め、現在、サルッチ氏はチームプリンシパルに就いている。
★今年10月末、サルッチ氏が次のように話した。
【自分は将来、モトGPチームの運営をやると思っていた?】
「思っていたような、いなかったような…全ては2014年に始まったんですよ。
ある日、カルメロ・エスペレータ(ドルナ代表)から連絡があり、『Skyがモト3チームを作って、君らに任せたいそうだ』と言ってきてねぇ。
ヴァレ(ロッシ)が『引き受けたら、君がやることになるけど…』って言うもんだから、全てのレースマネージメントを再編成することになって…。
役割的には、すぐにしっくりきましたけどね…結局のところ、ピットボックス通いは慣れてるし、『チームを強くするには何が必要か?』って常に考えてたわけだから。
その後、モト2クラスにも参戦することになったんで、2020〜2021年ぐらいにヴァレに言ってみたんですよ…『モトGPクラスに参戦してみたいんだが…』ってね。
そんなこんなで…上手くいきましたね。チームは若いし、みんな楽しんで成長もしてるし、ドゥカティのセミファクトリーにもなれたし…まぁ、楽ではなかったけどね。
きちんとしたパラメーターが必要だったんですが、それも確保できたんで…誇りに思いますよ。」
【ホンダLCRのルーチョ・チェッキネッロ等のように、長いキャリアを築いて行けそう?】
「いやいや…皆、仲間であり友人ですからね…彼らが辿ってきた道のりを軽んじることはできないんで。
まぁ、ドルナとのチーム参戦契約は2026年末に終了し、その後、2031年末までの契約更改はできるだろう…ってことぐらいは断言できますけどね。それ以降はどうなるものか…。
パドック入りするようになって30年経つけれど、確かに良いもんですよ…まぁ、厳しくもあるけどね。色々なことを我慢しなければならないわけだから…。」
【チームマネージメントに関し、誰を見習うようにしてるの?】
「さいわい、その界隈の有名人と日常的に接することができたんでねぇ…例えば、ダヴィデ・ブリヴィオ(アプリリアYrackhouseチームマネージャー)とか。
あと、カルロ・フィオラーニ(ホンダ・レーシング・モータースポーツ部門コミュニケーション・ディレクター)もそうですね。2000年に、若造だった僕らのことを引き受けてくれてねぇ。
マイオ・メレガッリ(ヤマハ・チームマネージャー)や、リン・ジャーヴィス(元ヤマハ・マネージングディレクター)もですね。全員から学ばせてもらいました。
特にブリヴィオは、僕らの師匠でねぇ。モトGPの先を見通す目があると言うか…一緒に歴史的な瞬間を経験してきましたからね。決して忘れられないような…いつまでも胸に残る瞬間をね。
何かを決める際、相談したこともあるんですよ…でも、結局は自分なりに進んで間違ったりしてねぇ。それで、『自分に溺れず、経験豊かな先輩の言葉に耳を傾けよう』って思うようになりました。」
[ 後半に続く ]
(参照サイト:『Motosprint』)
(Photo:Instagram)





