Screenshot『フォーレス:ラズガットリオグルの操縦はモトGPで通用するのか?』
★トプラク・ラズガットリオグル(29才)は2018年にカワサキ機でSBKデビューし、2020年にヤマハに移籍し、翌2021年にはタイトルを獲得した。
その後、2年間総合2位が続き、2024年にBMWに移籍してタイトルを獲得し、2025年も連覇した。
2026年はヤマハプラマックからモトGPデビューする。
★先日、シャヴィ・フォーレス(2020年までSBK参戦、現ビモータのSBKテストライダー)が、ポッドキャスト『Fast & Curious』で次のように話した。
[ 前半はこちら ]
【貴方はラズガットリオグル選手を尊敬しているそうだが、彼のモトGPデビューについてどう思ってるの?】
「この2年間、連続でSBKタイトルを獲得したのはマシン(BMW)のお陰じゃない…トプラクの力ですからね。もしドゥカティ機に乗ってたら全勝してたでしょう…僕が保証しますよ。
SBKとモトGPの違いについて、トプラク本人と話し合ったことがあるんですが…『時間がかかるだろう。ライディングポジションについて、(ヤマハ側に)話を聞いてもらわないと…僕の場合は、かなり特殊だから』と言ってました。
最強ブレーキングの選手だから重心を保ち、かなり低い位置をポジションを維持する必要があるんです。
ヤマハのプライベートテストでは1分30秒1を記録し、クアルタラローとゼロコンマ何秒かしか違わなかったんですけどね。」
【ラズガットリオグル選手はモトGPで活躍できると思う?】
「2026年は適応シーズンになるでしょう…特にミシュランタイヤですよね。ピレッリとはかなり違うし、フロントタイヤは特に違うんで。
まぁ、ヤマハ機の出来が良ければ、2027年にはトップ5争いができるんじゃないんですか。」
【モトGPではライディングスタイルを大幅に変えなければならないと思う?】
「合わせていく必要はあるだろうけど、片輪で止めることに関しては大したことないでしょう…モトGPでも可能なんだから。フロントのフィーリングが掴めてれば、最終的には止めれるんだし。
トプラクの場合、ブレーキングの最終段階でエンジンブレーキが必要なんですよ…最初の数メートルは常にタイヤが浮いてるんで。よく、『地面につく最後の数メートルは、マシンがエンジンブレーキをロックしてくれれば良いのに…』って言ってましたからねぇ。
モトGPでも同じように適用していけるかも…まぁ、問題はフロントタイヤがそれを許してくれるかどうかなんですけどね。」
【ピレッリとミシュランでは、タイヤはかなり違うの?】
「ピレッリはグリップが凄いんですよ…マシンを倒しながらのブレーキングは信頼感が高いし、ブレーキをかけながらコーナーに進入して行けるんです。
ミシュランでは無理なんですよねぇ…早めのブレーキで止まって、緩めながら進入して行かなければならない。
モトGPでは、その辺を合わせていくのに一番時間がかかるかもしれませんねぇ。」
[ 完 ]
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)





