ペルナット採点：2025年モトGP ドゥカティライダー成績表

『ペルナット採点：2025年モトGP ドゥカティライダー成績表』

★12月23日、元敏腕マネージャーのカルロ・ペロナット（※肺気腫を患い、ほぼ引退状態）が、2025年モトGPシーズンにおける各選手の評価を伊サイト『Gpone』で話した。

★なお、点数は10点満点評価であり、6点以上が及第点となる。

・マルク・マルケス（10点満点の総代ライダー、ドゥカティファクトリー）
「完膚なきまでに叩きのめしたい一心で、金から何から全てを投げうって、地獄の底からあんな風に這い上がってきた選手に対し…実際、あそこまで圧勝した選手に対し、いったい何が言えるってんだかねぇ。
転倒があったから、もう少し点を下げることもできたんだが…やっぱり10点満点でしょ。しかも、大学総長からのお祝いハグ付きでね。」

・フランチェスコ・バニャイア（4点、ドゥカティファクトリー）
「判断のしようがないって感じなんだが、点数を付けなければならないんだとしたら4点だね。5点は無理だろ…ドゥカティ機に乗っていながら、最低の走りをしてたんだから。
確かに最初からマルクの存在に苦しんでいて…まぁ、それは明白なことでしょ。これまで楽勝でやってたことは難しくなり、苦労しながらやってたことは完全に出来なくなってしまったんだから。
慣れ親しんだチームと共に最終戦まで、あんなグダグダを続けるなんて…ありえないでしょ。あれはペッコ本人のミスであり、部分的にはドゥカティ側のミスでもあるね。
まぁ、こうして色々と言ってみたとて…今シーズンの諸々を思えば、4点なんて高評価なんじゃないの。
2回タイトルを取ったチャンピオンライダーが、チームメイトに据えられたスーパーヒーローの存在に苦しみ…しかも、今年はそのスーパーヒーローが、ぶっちぎりでダントツ勝利したシーズンだったんだからねぇ。」

・アレックス・マルケス（8点、ドゥカティグレジーニ）
「まぁ、8点ってとこだね…まず第一に、最強チームにいたんだから。モトGP業界において、最高に素晴らしいチームだろう。2つ目の理由は、今年のNo.1マシンに乗ってたってことだね。
シーズン前半に関しては、9点を付けるよ…でも、その後はアッセンで転倒してただろ。あの時、指のケガもしてしまい…あそこから、ネガティブな空気になってしまったんだよねぇ。
シーズンを通して、実に良い走りだったとは言わないが…マルク欠場後の数戦はなかなか良かったよ。ポイント差はわずかだったが、ベッツェッキを上回っていただろ。
実の兄に対し、唯一の宿敵となってはいたが…あの転倒以降、その役も返上せざるを得なかったけどね。」

・フェルミン・アルデゲル（6点、ドゥカティグレジーニ）
「及第点は出せるでしょう…まず第一に、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを取ったんだし…あと、1勝もしてるからね。
去年のモト2シーズンは酷かったから、あまり期待してなかったんだが…運良く、現時点における最強プライベートチームに入れたからねぇ。
あのチームは技術的にもプロ意識って意味でも、あと、マネージメントに関しても最強だから。ああ言うチームにいるってのは強みですよ。
まぁ、つまり、知られざる30％の力をチームから与えられたってことでね。とは言え、最強の走りを披露してましたよ…これは、なかなかのサプライズなんじゃないかい。」

・ファビオ・ディ・ジャンナントニオ（5点、ドゥカティVR46）
「及第点は出せないねぇ…理由は、アウトサイダー的な活躍を期待してたからだよ。
まぁ、この選手も2025年機でトラブってたんだろうけれど…ただ、本来のレベルを発揮できてなかったGPもあったからね。」

・フランコ・モルビデッリ（5点、ドゥカティVR46）
「落第だね。過去の実績なり、現在のチームとマシンで発揮できたはずのパフォーマンスを思うと…もうちょっと違う走りを期待してたんだがねぇ。
表彰台にもっと上がって、1勝はできるだろうと思ってたんだから。とは言え、4点ってほど酷くはなかった…表彰台には何回か上がったからね。
だが、あのマシンに乗っていたんだから…5+って言うよりは5-だろ。ポルティマオみたいな転倒は、なかったことにはできないからねぇ。」

［ アプリリアに続く ］

（参照サイト：『Gpone』）
（Photo：Instagram）