『ラズガットリオグル:金もチャンスもなかったけど、打倒レイを思ってギラついていた』
★11月21日、SBKインドネシア戦のレース1でトプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ、25才)が2位を獲得し、総合優勝を決めた。
★タイトル争いをしていたジョナサン・レイ(カワサキ、34才)は同レースで優勝したものの7連覇は果たせず、今年は総合2位で終えた。
★ラズガットリオグル選手のコメント。
「このタイトルは父に捧げます…今はどこにいるのか分からないけど、きっと今日は僕のことを見守ってくれていたはずだから。
タイトルは父に捧げつつ、僕のことを応援してくれた皆さんに感謝します。」
【マネージャーのケナン・ソフォーグル氏については?】
「ルーキーズカップに出ていた頃のことを思うと、金はなく、チャンスもなく…でも、彼のおかげでこの世界に入ることができ、色々とアドバイスして僕の成長に貢献してくれました。
2018年にSBK入りした時の僕はギラギラしていて…目の前にはジョナサン・レイが立ちふさがっていたのだから、僕にとっては大きなチャンスだと思ったんです。」
【そのレイ選手が貴方に敗れ、7連覇を果たすことができなかったわけだが…】
「パドック内の全選手が打倒ジョニーを夢見て…ライダーとしての真価は周知の事実ですからね。
僕は楽ではなかったです…カワサキ時代、ジョニーからは色々とアドバイスしてもらってたこともあって…。今、僕はヤマハにいるから、もう何も言ってもらえないんですけどね(笑)。
今年は何度も競り合い、ファンの皆さんのために見ごたえあるレースができたと思ってます。例えば、マニクール戦なんかは凄まじい戦いだったから。
でも、今はパドックの外でも良い付き合いをさせてもらっていて、実際、ケンカなんかになったことって一度もないんですよ。もちろん、2人とも勝ちたい気持ちは一緒なんですけどね。」
【これからヤマハとお祝い?】
「本当に幸せですよ。ヤマハに信じてもらって…僕も彼らのことを信じていたし。こうして夢を実現させてもらいました。
心から感謝してます。物凄いサポートをしてもらったし、タイトル争いではベストなポジションに付かせてもらいました。」
【本来ならレース1は土曜に行われるはずが、こうして日曜日に延期され…】
「今週末はストレスをできるだけ感じないよう努めてました…今シーズンはずっとタイトルのことは考えず、単純に勝つことだけを考えながらそうしてたんですけどね。
でも、今日は転倒しそうになりながら、何回か危険な状態になってました。例えば、今朝は転倒持ち直しなんかもして…大きく膨らんだら、イン側にバッサーニが居たもんですから。」
【今後に向けては?】
「僕はSBKパドックが好きだと何度も言ってきたし、まるで第二の家族みたいな気持ちなんですよ…知ってる人も多く、皆と良好関係なんで。
もう1つのパドックの方は…好きじゃないんですよね。ルーキーズカップの時、あっちのパドックに出入りしてたんで。でも結局、将来的にはあそこに行くことになるんでしょうね。」
Toprak: “Sono partito senza soldi e opportunità, ma con la fame di battere Rea”: “Lui mi ha dato molti consigli e gli sarò per sempre riconoscente. Questo titolo è per mio papà che non c’è più. In questa stagione ho rischiato, senza pensare al Mondiale.… https://t.co/aWqhmiB4Sx pic.twitter.com/SbspaUTLIU
— gpone.com (@gponedotcom) November 21, 2021
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
アルガルヴェGP決勝戦を左右した4つの鍵については、『アルガルヴェGPまとめ』でどうぞ!
来期クワタさんが移籍して、SBKでもチャンピオン争いする成績を残していれば、あっちのパドックに呼ばれるのでしょう。
ようやくストップ・ザ・レイが実現したねぇ
Kawasakiから移籍した経緯をみてもギラギラしてるし、決断して結果出したのだから面白いライダーが出てきたと思う
YAMAHAへの移籍も結果的にGPへの道が開けたのだから正解だった
SBKは昔のアットホームなコンチネンタルサーカスで
MOTOGPはただただビジネスライクな世界ということかな?
新チャンピオン本当におめでとう!
MotoGPにステップアップする可能性のあるライダーがチャンピオンを獲得したのが余計に嬉しい。
再来年はクアルタラロと走る姿が見たい。