
『2025 フランスGP モトGP 決勝リザルト&トピックス』
★5月11日(日)、フランスGP モトGPクラスの決勝が行われた。
★小雨が降っていたがドライ宣言されたので、ウォームアップラップで全選手がドライタイヤで走行したところ、路面が濡れていることが判明し、全選手がレインタイヤ機に乗り換えた。
全選手がグリッドから退出したため、最新ルールにより、レッドフラッグが提示され、スタートが数分延期された。
しかし、その間に雨がやみ、路面が乾き出したため、2回目ウォームアップの際、マルケス兄弟やクアルタラローなど12選手が再度ピットボックスへ戻り、ドライタイヤ機に乗り換えた(※バニャイアは戻らず)。
なお、この時、マシン乗り換えを行った選手にはロングラップペナルティ(LLP)2回が科せられた。
全選手がグリッドからスタートし、当初、ドライタイヤ選手らが上位を占めていた。
クアルタラローが第3ラップで1回目LLPを、第5ラップで2回目を実行し、上位をキープしたがすぐに転倒した。
第5ラップから雨脚が強くなり、ドライタイヤ選手全員がレインタイヤ機に乗り換えた。
★トップ10はホンダ2名、ドゥカティ3名、KTM2名、アプリリア3名。
★ルーキー陣は3位アルデゲル、10位オグラ。チャントラ欠場。
★ホンダ
首位ヨハン・ザルコ(ホンダLCR)。34才で、現在のモトGPクラスで最年長。フランスGP最高峰クラスでフランス人選手が優勝するのは、1954年のピエール・モヌレ(500cc、ジレラ)以来久しぶりのこと。レインタイヤでのスタート選択が功を奏した。第8ラップから首位を固持し続け、最終的に後続と19秒差でゴールした。ピットボックス入りしていた両親が感涙。
チームメイトのソムキャット・チャントラは欠場(昨年はモト2総合12位)。4月30日にコンパートメント症候群の手術を受け、養生中。
6位タカアキ・ナカガミ(ホンダファクトリー、テストライダー)。ワイルドカード参戦。大混乱レースで10ポイント獲得。
正規選手のルーカ・マリーニは11位(VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。
チームメイトのジョアン・ミールはリタイア。第1ラップでバニャイア選手らの転倒に巻き込まれた。
※ドゥカティが22連勝していたがホンダが阻止したため、同2メーカーはタイ記録のままとなった。
※なお、ホンダは2023年アメリカズGPのリンス以来、久しぶりの優勝である。ちなみにリンス選手もホンダLCR所属だった。ホンダファクトリー優勝は2021年のマルク・マルケスが最後である。
★ドゥカティ
2位マルク・マルケス(ドゥカティファクトリー)。2回LLPとマシン交換にも関わらず、表彰台獲得。好スタートし、混乱状態の中、無理をせずに上手くコントロールしていた。
チームメイトのフランチェスコ・バニャイアは16位(VR46ライダーズアカデミー)。スタート直後、集団の中に入ってしまい、バスティアニーニ選手に衝突され、転倒した。すぐに再スタートしたが、その後、ドライタイヤ機に乗り換え、しばらくしてまた元のレインタイヤ機に乗り換えた。同レースの唯一のポイント圏外。
3位フェルミン・アルデゲル(ドゥカティグレジーニ、昨年はモト2総合5位))。2回LLPとマシン交換にも関わらず、表彰台獲得。土曜スプリントも3位(どちらも初表彰台)。ラスト1周と言うところでアコスタ選手を抜いた。
チームメイトのアレックス・マルケスはリタイア。第21ラップで3位走行中にハイサイド転倒し、再スタート後は6位に就いたが、第24ラップで再度転倒した。今年初の0ポイントレース。
8位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティVR46)。イタリア勢トップ。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは15位(VR46ライダーズアカデミー)。転倒後、再スタート。
★KTM
4位ペドロ・アコスタ(KTMファクトリー、昨年はモトGPルーキー・オブ・ジイ・ヤー)。
チームメイトのブラッド・ビンダーはリタイア。転倒。
5位マーヴェリック・ヴィニャーレス(KTMテック3、昨年はアプリリア機)。
チームメイトのエネア・バスティアニーニは13位(昨年はドゥカティ機)。スタート直後のコーナーで縁石側から進入し、バニャイア選手に衝突した。その後、ピットレーンでの速度超過によりLLP1回を科せられた。
★ヤマハ
12位アレックス・リンス(ヤマハファクトリー)。
チームメイトのファビオ・クアルタラローはリタイア。好スタート。
※ヤマハプラマックは両選手ともリタイア。ミラー選手はレインタイヤ機スタートだったが転倒してしまった。オリヴェイラ選手は第19ラップ最終コーナーで、7位走行中にハイサイド転倒。
★アプリリア
7位ラウル・フェルナンデス(アプリリアTrackhouse)。
チームメイトのアイ・オグラは10位(昨年はモト2総合首位)。
9位ロレンツォ・サヴァドーリは22位(アプリリアファクトリー、テストライダー)。モトGPクラスでの初トップ10リザルトである。ホルヘ・マルティン代役。
正規選手のマルコ・ベッツェッキは14位(昨年はドゥカティ機、VR46ライダーズアカデミー)。
『2025 フランスGP モトGP 決勝リザルト』
『2025 フランスGP モトGP 総合順位』
(Photo:Motogp.com)
アメリカGPの混乱から端を発した措置がここまでドラマティックな展開と結果に帰結するとは、良い意味で予想を裏切られても有り余る位に面白いレースだった…
ザルコ!
すごく面白いGPでした!
なんかロングラップペナルティが多すぎて、何が何やら訳わからんかった。
結局、ザルコ師匠は最初からレインで通してたからこの結果なんだよね。
やるやん中上さん!
今日のレースは詳しい話は時間かかりそう(笑)
F1みたいに各車のインターバルタイムとピットイン時,ロングラップの目安加算タイムを表示してくれると,実質順位がなんとなくわかるんだけど,今回みたいなことは数年に一度あるかないかだからなかなかやれないよね.
面白く感動のレースだった!中上選手もザルコもお疲れ様でした!ファビオはまだこの先ドライでも好走が期待出来そうですね!
ザルさん最高!8耐でもドカからホンダを守ってほしい。
観天望気で勝つのもライダーとチームの力ですので今回の勝利の価値を減じるものでは全くありません。
今回は伴奏に加えて万来のファンと共にラ・マルセイエーズを歌えましたね。
おめでとうヨハン!
おめでとうフランスのGPファン!
これで師匠のワークス入りが現実味を帯びてきたな。
タカ素敵。なんで変えたホンダ
いろいろドラマチックなレースでした。
結局母国GPでのHONDAのザルコが歓喜のなかの大団円でした。
ザルコおめでとう!
タイヤギャンブルの勝利のようですが
マルケスをあきらめさせるスピードがあったのは間違いないので
立派な勝利だと思う。
色んな展開、運もあったけどまさかザルコさんがホンダで勝利する日が2025に見れるとは。。。涙
プラマックで勝った時、来期からは厳しいからキャリアでとにかく優勝できて安堵してたからなぁ。。まさかまさかですわ。。
しかも母国GP優勝、この週末はファビオが話題さらっててそんな中#20のキャップやグッズにサインするザルコさんの姿みてて悔しいなぁって思ってたらザルコ一色の表彰台の景色。。涙
おめでとう!ヨハン\(^o^)/
勝てばホンダの連勝記録をドゥカティが塗り替えるという場面をホンダ機のザルコが自身のホームGPで阻止する、という中々にドラマティックな展開。
そして先の見えない面白いレースだった。ザルコのバックフリップも久々に見られたし、ファビオは残念だったけど次に期待。しかし、こんな展開でもしっかりと2位を獲るマルクよ。
これだからGPは面白い
地元でダークホースが優勝、サーキット全体が合唱なんてなかなか見れないですよね
バックフリップもこれ以上の舞台はないだろうね
最初からレインレースでも勝てたと思うぐらいのハイペースも凄かった
あとタカも入賞おめでとう
立場が変わり肩の力が抜けて良かったのかもね
前戦含めて2回の転倒もあり、慎重になりすぎてるとすら感じられたマルク。昨年までのような失うものなどなにもない状態での、全力での追走(追いつけるかどうかはともかく)を観たい気持ちもありましたが、チャンピオン争いの中心となると仕方ない面もあるのでしょうかね。実際、ファビオもアレックスも転んでしまいましたしね…。
走っている方は大変ですが、見る側にとっては面白いレースでした。
ザルコはああいうコンディションでは最も安心して見ていられますね。途中雨の8耐でも見ているのかと思いました。
そしてナカガミ、経験値の高さを見せつけるいい走りでした。
天候と状況とセッティングを読みきりホンダ/ザルコの勝利!おめでとうだね。しかもドカ連勝中をホンダが止めたのは、なんか神様っているのかな!?って思わせる事態でした。それがフランスGPのフランス人ライダーでの勝利ですからね。
しかし、マルクが強いわ。LLP2回なんてなんのそのだもの…。
とにかくザルコに救われたレースでしたね。
54年以来の優勝とは歴史に名を残しましたね。
歓声も凄かったし両親がきてたのも良かった。
途中のチェッキネロの表情も良かった。
しかし、それ以外は近年まれに見るカオスと言うか何と言うか。
次々と出るWLLP警告は苦笑いするしかない。
やっぱもっと重い罰則にしてあのタイミングでのマシン交換のメリットがないようにした方が良いとおもいます。
ピットストップペナルティー20秒とか?
アメリカGPで規定改正されたルールが、
こんなにも早く適応されるレースもなかなかないと思う。
観客の歓声が一体化した応援がザルコを包み感動的だった。
難しいコンディションの中レインタイヤ一択でグリッドに並び序盤はトラブルに巻き込まれながらも、そこからの驚異の追い上げ、気づけば2位以下に大差のアドバンテージを稼ぎ独走状態。
表彰台でのフランス国歌斉唱の際に観客の
皆さんとの大合唱。
昔のイタリアGPでのロッシの優勝以上の大盛り上がり!
ご両親の歓喜の涙。
今まで見たレースの中でも感動したレースの中でも最高のレースだった。
ザルコおめでとう!
ザルコおめでとう!
クワルタラロ残念!
中上さんも国際映像で見れて良かった。
気になったのは乗り換えによるWLPって今回、
ドライ→ウエット→ドライの2回交換だったからいい感じのペナルティになったけど
1回の乗り換えだけだったら軽すぎるペナルティのような気がするな。
訂正:ドライ→ウエット→ドライ→ウェットの3回でした
ザルコ選手。仕事人ですね。
自分のイメージとしては
過去ヤマハからホンダに移籍したエディローソンを彷彿とさせる。
おめでとう!