
『マルケス:モトGP機の乗り方や速く走る方法は、ペドロサから学んだ』
★7月中旬、マルク・マルケス(ドゥカティファクトリー、現在総合首位)が、スペイン『DAZN』のロングインタビューで次のように話した。
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【貴方はホンダからモトGP昇格し、チームメイトはダニ・ペドロサだったが…】
「ダニからは本当に多くを学びました…モトGP機の乗り方や速く走る方法については、ダニから学ぶことが多かったです。
ダニには体格や筋力において、ハンディキャップがあったじゃないですか。もしあのハンディキャップがなかったら、モトGPのタイトル争いでもっと多くを得ることができたでしょうね。
僕はダニのような操縦をするようにしてたんですが、ただ、もうちょっと筋力があったし、もうちょっとアグレッシブだったんですよ。
彼を真似るようにしてたのは、マシンが同じだったからです。その後、レースマネージメントについては、ヴァレンティーノのやり方を吸収するようにし、あと、例の『バター・ハンマー走法』についてはロレンソから学びました。
ただ、ライバルを丸写しするんじゃなく、それぞれの強みを吸収しつつ自分自身のライディングをするんですけどね。」
【最高峰レース優勝記録では70勝で歴代2位となり、首位ロッシ元選手の89勝に迫ってきたが…】
「これまでのキャリアで、記録について考えたことってないんですよ…なにかしらの記録を達成しようと思ったら、まずは歴代首位の記録を抜かなければならないわけで…そう言う目標って、立てたことないんですよね。
レース優勝にしたって、そもそもヴァレンティーノやアゴスティーニの記録も覚えてなかったし。もちろん、今は分かりますよ…まぁ、正直なところ、89勝達成は厳しいでしょう。けっこうな数だから。
レースで89勝するより、モトGPタイトルを7回獲得する方が簡単でしょ…まぁ、より達成可能と言えるでしょうね。とにかく、容易なことではないんだから。」
【モトGPタイトル7回獲得の方が簡単…???】
「僕の場合、次で7回ですから。6の次は7ですからね。頑張りますよ。」
[ 完 ]
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Mowmag.com』)
テストで挙気の報告をして良いパーツをチームメイトに使わせずに独占するのは誰に教わった?
逆にペドロサにチームメイトとしてのマルケスをどう思っているか(当時・現在)を質問した記事って滅多に見た事ないですね。
まあ聞いても紳士のペドロサなので当たり障りの無い事しか言わなさそうですが。
モータースポーツのトップカテゴリーで聖人が頂点に立ち続けるなんて事はあり得ないのだ
日本人的にはチームメイトより自分だけに良いパーツを確保するというのは利己的と考えるんだろうけど、グランプリの世界ではそれは当たり前というか、まずチームメイトに勝たなければ次のシーズンにシートが無くなるのは普通だから、何よりもまずチームメイトに勝つのが優先。そのためにはあらゆる手段で優位を確保するのは当然のこと。
昔、GP250や350の頃、HHシリンダーというスペシャルパーツがあったんだけど、チームで誰がそれを使うとかいうのはそれこそ、地獄の亡者が物を奪い合うような状況だったヨ。