『2025 ミザノテスト モトGP:リザルト&トピックス』
★9月15日、ミザノサーキットでモトGP公式テストが行われた。
★路面グリップが上がっているため、実際よりもポジティブな感触が出る可能性がある。各種判断は慎重に行う必要あり。
★KTM
首位ペドロ・アコスタ(KTMファクトリー、昨年はモトGPルーキー・オブ・ジイ・ヤー)。本人談「セッティングを改善できたので満足です…良い1日でした」。
チームメイトのブラッド・ビンダーは14位。
テストライダーのダニ・ペドロサは21位。
12位エネア・バスティアニーニ(KTMテック3、昨年はドゥカティ機)。本人談「多少の改良を加えてみたが、将来に向けてのもので…振動軽減やコーナー立ち上がり改善に役立つだろう。(チーフメカニック交代については)この作業は初めての人と作業しているのだから、やはり進行は遅くなった。でも、マシンのベースは出来てるいるから」。
チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスは13位(昨年はアプリリア機)。
★ドゥカティ
2位アレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ)。本人談「電制システムに集中し、セッティングにも少し手を入れた。今シーズン末までに、僕だけじゃなく、2024年機の選手全員にちょっとした進化が提供されるようだ。タイトル争いは何が起きるか分からないから、数字的に可能性がある限りは全力で頑張る」。
チームメイトのフェルミン・アルデゲルは10位(昨年はモト2総合5位)。
5位フランコ・モルビデッリ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー)。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは7位。
6位マルク・マルケス(ドゥカティファクトリー)。午後5時頃、技術トラブルで停止。本人談「エアロダイナミクスの作業をし、11月のヴァレンシアテストでの作業の方向性を模索していた。日本GPはタイトル獲得のチャンスがあるが、いつも通り、優勝狙いで行く。ストーナーはペッコと話し込んでいたようで、僕とは特に話してない。僕は、好調な時はどこにも手を入れたくないんで。僕は自分のチームと作業していた。タイトル争いのプレッシャーはない…あった方が集中できるのだけどね」。
チームメイトのフランチェスコ・バニャイアは8位(VR46ライダーズアカデミー)。テスト開始からケーシー・ストーナーがピットボックス入りしており、バニャイアやチーフメカニックと話し合いを重ねている。午後4時頃、ピットボックスでチーフメカニックやダッリーニャ、ポッジャーリコーチらとしばらく話し合っていた。その後、別の燃料タンクを試していた。午後5時頃、第1コーナーで転倒。
テストライダーのミケーレ・ピッロは23位。最下位。
★アプリリア
3位マルコ・ベッツェッキ(アプリリアファクトリー、昨年はドゥカティ機、VR46ライダーズアカデミー)。新フレームを試し、満足していた。今後のGPで使用するかは未定。
チームメイトのホルヘ・マルティンは9位(昨年はドゥカティ機)。本人談「大きく前進できた。エルゴノミクスに取り組み、ブレーキングでの安定感がかなりましたし、マシンコントロールも良くなった。オーストリアGP中にも試していたことだが、レースウィークでは迷いが出た時に改良を進めるのは難しいから。今回は時間が取れたし、新案は僕のスタイルに良く合っている。セッティングにも手を入れたところ、昨日より良くなったようだ。ペース的には0.5秒上がった。電制システムの作業も少しして、良いベースが見つかったから継続していくつもりだ」。
4位ラウル・フェルナンデス(アプリリアTrackhouse)。
チームメイトのアイ・オグラは不参加(昨年はモト2総合首位)。サンマリノGP決勝で転倒し、負傷。
★ホンダ
11位ルーカ・マリーニ(ホンダファクトリー、VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。来年用のマテリアルを色々と試していた。ちなみに、この2年間もっとも手をかけてきたのは、「エアロダイナミクスです。最初は上手く行ってなかったから」と。
チームメイトのジョアン・ミールは不参加。
テストライダーのタカアキ・ナカガミは20位。午前セッション不参加。
15位ヨハン・ザルコ(ホンダLCR)。
チームメイトのソムキャット・チャントラは22位(昨年はモト2総合12位)。
★ヤマハ
16位ミゲル・オリヴェイラ(ヤマハプラマック、昨年はアプリリア機)。
チームメイトのジャック・ミラーは19位(昨年はKTM機)。本人談「V4機は良く機能している。長所短所も良く分かったし、正しい方向に進んでいるだろう。従来機と比べ、いくつかのエリアでは進歩もしている。従来機はコーナースピードが長所だったが、(V4機は)ジオメトリーや荷重配分などで新たなバランスを模索している。あとは時間の問題だろう…とにかく、まだプロジェクトの初期段階なんだから」。
17位アレックス・リンス(ヤマハファクトリー)。
チームメイトのファビオ・クアルタラローは18位。本人談「V4機の感触は並列4気筒機と酷似している。まだまだ手を入れるべきだが、とにかく、感触はベストとは言えない。比較すると、今はV4機の方が劣っている。バルセロナテストでは良くなっているように感じたが、今回はまだ感じられない。改善が必要な部分での進歩が観られないが、チームによれば、まだマージンはあるらしい。」。
『2025 ミザノテスト モトGP 午前/午後セッション総合リザルト』

『2025 ミザノテスト モトGP 午後セッション』

『2025 ミザノテスト モトGP 午前セッション』







ヤマハ組のタイムはV4機ですかね?
ライダーコメントも聞きたい所
管理人さま
ジャックミラーの話しは
オーストラリアの美味しい果物が
目に浮かびましたw
親愛なるキリコさま、いつも楽しく拝見しています!
果汁配分ではなく加重配分なのかも
??
MotoGPのV4機に乗ったこともないのに
何言ってんのってカンジ>クアルタラロー
ドヴィ、アウグスト、ミラーやリンスらの言葉だけが今は重要ですね
ニホンゴ、ムズカシイね。
クワルタラロはV4とL4のキャラクターの違いが気にならないライダーなのか、まだV4が限界まで走れてないからそこまで違いが出ていないのか、とにかくもっと詳しく話が聞いてみたい
ケーシー優しいなあ。
何と言われてもペッコが懸命に頑張っているのが分かるから力になってあげたいのでしょう。
ベスもアレックスも長いこと苦労してきたし、何よりマルクは色々あって自分の力を見失いかけた辛い時間を何年も過ごしてきて今がある。
有象無象の人が勝手な事を言うけれど、ペッコにはどうかあの鮮やかで美しい走りをまた見せてほしい。
そして、見てるこちら側の人も、命懸けで走るライダーに
どうか心ない言葉を浴びせるような事を控えてほしい。
脳内で加重配分と変換してるので大丈夫ですよ
果たしてファビオの意見は当てにして良いのかな?
V4で多くの実戦を経験してるミラーの意見の方が方向性を理解している気がするね
ドヴィとの契約はV4開発の為にといっていいぐらいだから、ドヴィ中心に開発を進めた方がいい
あれこれ聞き過ぎて迷走だけはしないよう
最近ビタミンCが不足していたしV4が美味しそうです^^
果汁→加重→荷重かもしれない( ˘ω˘ )
前も書いたかもしれませんが、そろそろホンダにも破格ライダーが欲しいですねー。クァルタラロががんばりすぎてしまうので、現状どっちのマシンの出来がいいのかよくわからない(^^;)
皆様、訂正ありがとうございます。
私が書きたかったのは『荷重』ですので…直しておきました❤
GP24にアップデートがあるのかぁ
マルク以外のGP25勢が辛くなりそうですね
ヤマハの2人のコメントはどちらも正しいんだと思いますよ
今の段階なんだから直4よりV4が劣ってるのは当たり前だし、思ったより良くね?って部分もあるだろうし、壊れずに走り切れるように押さえ気味にしてるだろうから余力もあるだろう
それにインタビューで全てのことを言ってるわけではなくて、もっと細かい良し悪しなんかをライダーとスタッフは話してますよ
そもそも実績のある直4で全ての時間走ればもっとよいタイムがでますからね
だからヤマハが全てのライダーの声を聞くのは当たり前だし、僕らがこの事でライダーを批判するのはおかしいと思いますよ