MotoGP

マルク・マルケス苦労話:骨折、4回手術、ホンダからの離脱

『マルク・マルケス苦労話:骨折、4回手術、ホンダからの離脱』

★9月12〜14日、サンマリノGPが行われ、モトGPクラスのマルク・マルケス(ドゥカティファクトリー)が予選4位、スプリントは転倒リタイア、決勝首位だった。現在、総合首位(後続と182ポイント差)。

★9月15日(月)、ミザノ公式テストではセッション総合6位だった。

★最近、マルク選手がモトGP公式サイトで次のように話した。

【次の日本GPでは弟アレックス選手より3ポイント多く獲得すれば、タイトル獲得が決まるが…】
「こんな風になれるなんて…2年前は想像もできませんでした。今、参戦していられるのは楽しいからであって…僕は勝たないことには楽しくないんで。
今は力みもなく、自信もあります。とは言え、これまでの経験からすると、一瞬ですべてが変わる可能性はありますからね。」

【確かに、2020年の転倒事故で右腕を骨折し、そこから全てが変わってしまった…】
「(2016年から)タイトルを4年連続で獲得し、まさに無敵状態って心境でした…自分には悪いことなんて起きないって思ってたんです。
(負傷後)すぐにレース復帰したのが大きな間違いでした…まぁ、あの時の僕の過剰な自信が招いたことなんですけどね。ただ、一番きつかったのは、2021年に復帰した時で…身体の調子が悪かったんですよ。
身体が変な感じで、上手く操縦できず…腕のポジションが常に不自然だったんです。周囲にもずっと、『自分の感覚では腕の位置はこうなのに、映像を見返すと違う位置にある』って訴え続けてました。
それでやっと、上腕骨が回転していて正常な位置にないことが分かったんです。痛みも酷く、頑張っていこうって言うモチベーションも萎えてしまって…。」

【引退も考えた?】
「けっこう真剣に考えました…何度も何度も、『もう引退してしまおうか』って思い続けて…。でも、その一方で、『もうちょっと頑張ってみないか?』とも思ったりして…。
まだ戦闘力があるんだってことを、自分自身に証明したくって…唯一の道は、現在のベストマシンに…ドゥカティ機に乗ることでした。
人間関係や収入、スポンサー、これまでの諸々なんか全部忘れて…『自分の心の声に応えなかれば!』って思ったんですよ。
弟アレックスからも良いアドバイスが貰えて…グレジーニ移籍を決断するための後押しをしてもらいました。」

【2024年にグレジーニから参戦しても駄目だったら…とは考えなかった?】
「もし駄目だったら、絶対に引退してたでしょうね。
ホンダを離れ、グレジーニは凄いチームだけど…まだ勝てるってことを自分に納得させるためだけに、そこでタダ働きするなんて…かなり大きな挑戦だから。
でも、2024年は自信を取り戻すことができたし、その年の冬にドゥカティファクトリーに昇格し、すぐにタイトル争いをするために相応しいチームに入ったって確信しました。」

[ 後半に続く ]

(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram

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