Screenshot『マルケス：マルク・マルケスの弟って大変だよねって、よく言われるけど…』
★12月初め、アレックス・マルケス（29才、ドゥカティグレジーニ）が伊サイトで次のように話した。
［ その3はこちら ］
【貴方たち兄弟のパフォーマンスは遺伝に依るもの？それとも、本人たちの努力の賜物？】
「兄マルクに関しては…本人の才能に依るところは80％で、残り20％は努力などのお陰でしょうね。
僕に関しては…半々です。よく、『マルク・マルケスの弟って大変だよね』って言われるけど…僕にしてみれば、それって最高なんですよ。
僕の場合、何年もの間、けっこう学ばなければならなかったんですが…兄が学ぶことで更に上手くなっている姿を見て、納得してきたんですよ。
他の選手が上手くやれてることなんて、普通は見たくないもんでしょ…でも、僕は兄を見て、理解していくのが好きなんです。」
【マルク選手はなんでも楽にこなしてしまうから、他の選手からは羨ましがられているが…】
「けっこうな頻度で、そうでもないんですよ…まぁ、マルク・マルケスでだって言うだけで、色々なことが付いて回りますからね。
周囲からは注視され、何をやってるんだろうって張り付いてくるでしょう…あれは大変ですよ。良くも言われれば、悪くも言われるんだから…。
そう言うことに関しては、羨ましいとは思わないですね…僕はアレックス・マルケスで本当に良かったと思ってます。コメントする度に、世間からとやかく言われたりしないんだから。
特に、2020年から2023年末までは…かなり辛そうだったんで。ホンダとの契約解除を決めた時のことなんて…世間の人達には想像もできないでしょうね。
あんなに辛そうにしてるのなんて、それまで見たこともないですよ…だから、あの日、僕は兄にこう言ったんです…
『自分の考えで決めた方が良いよ…散々苦しんできたんだし、この数年、本当に大変だったじゃないか。自分の為を考えて決めた方が良い…義理とかそう言うのを重視しないで。1日6時間のリハビリだって、たった一人で頑張ってきたんじゃないか』って。
そうしたら兄も納得して…今ここに至るってわけです。」
［ その5に続く ］
★アレックス選手は2013年にモト3フル参戦を始め、翌2014年に同タイトルを獲得した。
2015年にモト2昇格し、2019年に同タイトルを獲得、翌2020年にホンダファクトリーから兄マルク選手のチームメイトとしてモトGPデビューを果たした。
2023年にドゥカティグレジーニに移籍し、2025年には兄マルク選手とタイトル争いの末、総合2位を獲得した。
プライベート選手が総合2位になるのは、2005年のマルコ・メランドリ以来久しぶりのことで、来年、アレックス選手はドゥカティ最新機が提供されることとなっている。
（参照サイト：『Mowmag.com』）
（Photo：Instagram）
