モトGP『シッチよ永遠に…』
さよなら、マルコ。考えさせてももらったし、夢中にさせてももらった。僕らは君のことが大好きだった。

《やったぜ。強くて、タフで、優しい奴…俺がシッチだ。》

やあ、マルコ。強すぎて君にはついていけないよ。

オートバイレースでもボクシング同様、真実の瞬間がある。

サン・カルロのアルベルト・ヴィタローニ社長、ファウスト・グレジーニマネージャーと。

縁石を縫う。

伊オートバイレース界の未来だった。皆も、それに納得し始めてたんだ。

獰猛な目つき、コースでは荒々しかったが…意地の悪さはなかった。

家族がマルコの切り札だった。強い団結、そして互いに大切にし合っていた。

シッチとストーナー。シッチの未来にはモトGPタイトルが描かれていた。
度胸と、それを生み出す力を持っていたのだから。

少し悲しげなシッチ。表彰台のせいじゃない。だって、もっともっと上がりたかったのだから。

ヴァレンシアGPの際に設置された追悼スペース。いつまでも僕らと一緒だよ。

あのロレンソ選手とのカンファレンス対決。
「僕を逮捕しに来るだろうよ。」の辛辣な一言は、皆を、そしてホルヘをも驚かせた。

雌ライオンらに囲まれた雄ライオンは…いつだって愛するケイトを想っていた。

マルコははったりを使えなかった。顔を見れば、どんな手札かは一目瞭然だったものだ。

《意地なんて悪くない。そういう風に書かれるけれど。》

君のことは決して忘れない。

世界中で最も好かれていることをする時、なぜ真剣になるのか。

遠くを見つめている時は、夢見ている時だった。

面の皮の厚いライバル達のことだって笑わすことができた。彼らは忘れないだろうな。

僕さ、シッチさ。

オーストラリアでチャンピオンの座についたストーナー選手。その傍らにはシッチもいた。

ピンクフロイドの古いLPジャケットのようではないか。

そうだね、マルコ。素敵なサプライズだったよね。

古風なヘルメット。今時の…だが、まるで別の時代のようなライダーにしては。

息子であり、婚約者であり、友達だったシッチ。

ウェイン・レイニーなら言ったことだろう。「彼はレースをしてたんだ。ぶっ飛ばしてね。」と。

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2011年12月26日)
|
|
上から9枚目のご家族の写真…後列右端にいるのはロッシの彼女さんだと思うんですが
なんか、もうロッシ夫人って言ってもいいぐらいの貫禄があるんじゃ。
シッチ、天使はウィリー上手になった?クリックPrego




