『ドヴィツィオーゾ：ザルコには気をつけろ、チャンピオン候補の1人だぞ』
★アンドレア・ドヴィツィオーゾ（ドゥカティファクトリー）がカタールテストを目前に控え、『La Gazzetta dello Sport』紙インタビューで次のように語った。
【ザルコ選手は本当にタイトル争いに加わってきそう？】
「ロッシやヴィニャーレスと比べ、劣ってる部分なんてあります？僕には、それほどあるとは思えませんけどね。
まったく同じマシンと言うわけではないが、かなり近いものに乗ってるでしょ。だから、それほど不足面があるとは思いません。
ヨハンは強くて良い操縦をするライダーだし、レースアニマルだから。僕の中では（チャンピオン候補の）数に入ってますよ。」
【ドヴィ選手はいつも走り心地が良さそうで、落ち着き払っていると言った感じだが…】
「そうですね。なぜ強い走りができているのか、その理由がはっきり分かってるんで。これからも強い走りができるだろうかって、心配してないんですよ。（去年と）まったく同じレベルで始めてますから。
マシンは改善されているし、僕自身はどんなマシンに乗り、何ができるのかを掌握し、落ち着いた気分なんです。タイトル争いには充分だとは思ってないが、でも、争いに加わる事はできますから。」
【ドヴィ選手はドゥカティから確信されているし、ペトルッチ選手も良い仕事をし、ミラー選手はサプライズな結果を出しているが、ロレンソ選手は…】
「ペトルッチは去年同様、良いスタートを切りましたね。しかも、今年の方が落ち着いているし。
ロレンソはまだマシンを掴みきってないんですよ。速い時もあれば、道に迷い込んでしまう時もある。
ミラーは、予想通り、好調って感じですね。才能が証明できたでしょ。意気揚々としてるし、マシンを乗り換え、強い走りをしなければって意気込みがありますよ。こうなると、ゼロコンマ何秒か縮まるもんでね。あとは、それをレースでも見せれるかどうかでしょ。」
【ドゥカティと今後についての話し合いが始まったことで、より落ち着いた気分になってきた？】
「僕は落ち着いてますよ。契約交渉では注目されてるライダーですから。
ドゥカティに関しては、契約戦略において頭脳的に動いて欲しいと思ってます。以前は、あまり…良くなかったから。そう言う風に立ち回るタイミングだと思いますね。まぁ、クリスマスプレゼントの時期ではないけれどねぇ。」
【テック3がヤマハ離別を決め、2019年からはKTMに鞍替えするようだが…】
「開幕戦前にこう言うことが決まるってことは、つまり、未知の何かが起きつつあるってことでしょうね。僕としても、けっこう驚いてますよ。」
【ヤマハは優秀なプライベートチームを失ったわけだが、VR46チームのモトGP昇格は本当にロッシ選手が引退するまではないと思う？】
「常に予想通りになるわけではないでしょう。想定外のことを検討する時は、どうすれば物事が調整されるのかに目を向けなければね。」
（2018年03月01日『Corse di moto』記事参照）
ヤマハはザルコ選手に最新ファクトリー機を提供すべき？
ザルコ選手はメンタル面の強さでも頭角を現している…
詳しくは、こちらでどうぞ。
【2018ブリーラムテストまとめ2 ヤマハ、スズキ、アプリリア、KTM】［2018年02月28日 発行 Vol. 177］
●ヤマハ
・問題解決できず…
・ヴィニャーレス優柔不断、ロッシ我が道を行く
・ホンダ電制システムを解決したエンジニアとは？
・ザルコのマシン評価には注意が必要
・ザルコの政略的なコメント
・ヴィニャーレスよ、ザルコと同じ走りをするな
・ヴィニャーレスよ、電制システムに集中せよ
・ブリーラムでヤマハが苦戦した理由
・タイヤのせいもある
他
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