モトGP『ドゥカティを改良できるのはロッシだけ』
2010年モトGPチャンピオンのホルヘ・ロレンソ選手が、スペイン国王夫妻よりスポーツ大賞を授与された。
これはスペイン王族が毎年、スペインのスポーツ選手に贈っている褒賞で、スポーツ国務長官Jaime Lissavetzky氏も参列し、国王ホアン・カルロス1世およびソフィア王妃より手渡される。
授賞式に出席したロレンソ選手は、やはり、かつてのチームメイトのヴァレンティーノ・ロッシ選手について聞かれることとなった。
「ヴァレンティーノは偉大なライダーで、とても速く、才能も豊富です。もし、ドゥカティ機を改良できる人間がいるとしたら、それは彼でしょ。ただ、困難な作業だし、現在はうちよりも劣っていますが。
開幕戦まで、あと何週間かしかありません。全員、非常に興奮しているし、ライバルチームに比べ大変な難問を抱えています。いくつかのレースに関しては自分らの手に負えるでしょうし、ヤマハにはもっと可能性がありますから。エンジン開発について、伸びしろはわずかですがあります。そのうえ、序盤の6戦に関しては別に2つ封印されてることがありますから。まぁ、フレームと電子制御を改良できれば良いんですが。」
また、今季もスペイン勢による3クラス制覇がなされるかどうかについては、ロレンソ選手は次のように答えている。
「スペインは条件が多く揃っていると思いますが、2010年に僕達が勝てたと言うことで、永遠に勝ち続けられると言う意味にはなりませんから。」
と言うことは、重苦しい空気が漂っているのはドゥカティだけと言うわけではなさそうだ。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:MotoSprint 2011年03月03日)
|
ロレンソ選手が「うちのマシンに問題がある」と言うのも
実力を隠すための三味線じゃないか…
なんて言うイタリア人もいますが。
それよりも、カタール戦キャンセルにならないでねクリックPrego