モトGP『日本GP、10月2日に延期』
3月11日に日本を襲った大震災の影響を受け、今年4月24日に開催が予定されていた茂木GPが延期されることとなった。
茂木サーキットが深刻な被害を受けずに済んだのは、山間部に位置するため地震の影響が最小限に留まったものと見られている。また、サーキット周辺の道路にも重大な被害は見られていない。
ただ、東京と水戸(茂木サーキット最寄りの都市)をつなぐ高速道路への地震被害が大きく、また、公共機関や同地区の電気供給にも大きな支障をきたしている。
世界選手権を運営するドルナ社では、同サーキットが東海原子力発電所よりわずか51.5kmしか離れていないことや、13日に同発電所の原子炉にトラブルが発生したこと等を考慮し、再度、開催日程の変更ないし中止の可能性があるものと見ている。
また、同サーキットが福島原子力発電所から124km、女川原子力発電所から238kmの位置にあり、今回、両発電所とも被害を受けていることも考慮に入れ、今後、検討されることとなる。
茂木サーキットでのオートバイ世界選手権は昨年もアイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル火山のために延期され、10月に開催されている。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事 Moto.it 2011年03月15日)
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