モトGP『開幕前の緊張感』
モトGP開幕戦の渦に巻き込まれるまで、後2日もないんですね。実を言うなら、もう周囲の雰囲気はそんな感じになってきました。この2日間、僕達は開幕直前特有の緊張感に包まれています。特に、早く全てが一気に始まって欲しいと言う気持ちと共にね。木曜にまでには、その緊張感が解き放たれ、週末に向け集中してゆけるようになるでしょう。
セパンテストで僕らはマシンに良い感触を抱いていましたが、カタールではそれを確認することができました。こんな全然違う、難しいサーキットでね。正確に言うなら、僕らはロサイルのように非常に特殊なサーキットでも、以前と同じようなフィーリングが感じられるかどうか確かめたかったんですよ。1年を通じてレース数が少ないためコースのグリップが足りないことや、ナイトレースだと言うことがハンディキャップになると、今回のテスト中に非常に気にかけていました。
カタール最終テストでは電子制御システムについての作業を続け、また、ブレーキにも気を配っていました。
今回のテストで、マシンへのグッド・フィーリングは確認できたのですが、レースに向けて非常に慎重になっています。コースに出て、スタートが切られるまでは、何が起きるかなんて誰にも分からないのですから。
そして、これを書かずに今日のブログを終わらせることはできません。ここ何日の間に大惨事を受け、大変な思いをしている日本の皆さんに、ぜひ僕からの応援を送りたいと思います。皆さんも分かるかと思いますが、僕のチームの大部分…つまり、パドックの大部分のスタッフらは尋常じゃない思いを抱きながら生活を続けています。彼らの多くの友人や家族が、今、まさに大変な時を過ごしているのですから。ここから皆さんに、僕からの心からの応援の気持ちを送ります。
お元気で
ダニ
(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Repsol 2011年03月15日写真)
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ペドロサ選手は文章にも
慎重な人柄がにじみ出ますよね。
ダニは本当に良い人ですね。 今年こそは彼に栄光が訪れる事を望みたいと思います。(^^)
machcatさん…今年も…ダメでしょうかねぇ…。