モトGP『シモンチェッリ殺害脅迫メール』
マルコ・シモンチェッリ選手に脅迫状が届いて以来、ファウスト・グレジーニチームマネージャーがひどく狼狽している。
「あのル・マンGPの後で、バルセロナGPでのウィークエンドが容易なものにはならないでしょうが、しかし、マルコはこのスペインでのレースを100%落着いた状態で立ち向かわなければならなりません。あそこのサーキットでは強い走りができるだろうし、良い結果を出せるでしょうから。チームも彼をサポートできる周囲の人間も共に冷静さを保って、今回の遠征は容易なものではないでしょうが、それを乗り越えていかなければ。マルコは強い選手だし、迷いもなく、重要な大会で戦う覚悟はできています。だからこそ、チームと共に全力を尽くし、冷静に前を見ていかなければ。」
また現在、捜査が行なわれている脅迫事件に関しては、次のように述べている。
「殺害脅迫が届いたのは木曜日(5月26日)の夜でした。うちのチームのサイト上にメッセージが送られてきたんです。脅迫メッセージはスペインから届いたものでしたので、私の方では国際裁判所に提訴しました。悪党連中がこの手の脅迫をした際特有の裁判手続きとなりましたよ。もちろんエスペレータ氏(ドルナ社CEO)にも通告しておきました。私同様に狼狽していましたが、虚言癖のある人間のたわ言か何かと考えているようです。とにかく、我々としては危険を冒すわけにはいかないんで…。
あの接触事故に関しては、それぞれの考えがあるでしょうが、ただ、こう言う事態にまでなるのは行き過ぎでしょ。
また先日、シモンチェッリ選手にレースディレクションからの呼出しがありましたが、気を落着かせる助けにはなりませんよね。あえて言わせてもらうなら、遅くればせながら…って感じですかね。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2011年06月02日)
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