MotoGP

なぜオイル漏れは起きるのか?

モトGP『コース上のオイルは、これで解決さ』




コース上にオイルが漏れてるとか、コース上が水浸しとか、コース上をマシンが疾走してるとか…この3つが同時に起きるのは、不味いのである。
マルケス・バルドリーニ両選手のマシンがオイル漏れをしていたため、レース・ディレクションからフリー走行の午後セッションの中止および翌日午前に余分に時間を取る旨が通知された。この決定には選手らも満場一致で賛成した。こんな状態ではテストなんて無理…だと。また、エンジンが故障した際のオイル漏れを防ぐ方策を検討すべき…と言う点についても異論はない。と言うのも、コンディションによってはライダーがどうすることもできない時もあるのだから。

これについてはケーシー・ストーナー選手が良い説明をしてくれている。今回はモト2クラスのセッションで起きたことで、もちろんモトGPクラスの選手には無関係のことではあるが、時には他の選手らに被害が波及することもあること故、全選手が関心を抱くテーマなのである。

ストーナー選手のコメント
エンジンが故障した際、ライダーの方では何がどうなっているのか常に完全に分かってるわけじゃないんですよ。原因は2つ。2サイクルのエンジンなら、それと分かる状態でパワーが落ちてゆくんで、原因は1つだけなんです。ライダーの方でも気づくし、結果的にどうなるかも分かります。それが4ストロークだとほとんど電系制御されているから、原因は1つとは限らないんですよ。確認してみないと分からないですね。
ドライ・コンディションの場合、ライダーは走ってると気がつくんですが、今日みたいなウェットだとタイヤが水しぶきを上げて走ってるわけで、そうなると不可能ですね。」
故に、そのまま走り続けてしまうか…ボックスへ戻ろうとはするのだが、その後ろを走ってる者にはツルツルのアスファルトが待ち構えているわけなのだ。

では、解決法はあるのか?
ホルヘ・ロレンソ選手がこんなことを言っている。
「コースにオイル漏れしないよう、何か制御システムのような物は考えられないのかな。」

今夜のセーフティ委員会での議題となることだろう。

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2011年06月23日


セーフティ委員会、早く何とかしてあげて!クリックPrego

人気ブログランキングへ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

ITATWAGP | イタたわGP