MotoGP

アッセンGP成績表:青山ワークスだけじゃ駄目、秋吉は被害出さずOK

モトGP『アッセンGP成績表』




ベン・スピース(評価10)
天候不順だったにもかかわらず見事なレース、ケアレスミスなし。予選でも非常に速かったが、決勝ではデストロイヤー格。ストラテジーも完璧で、後方で起きた転倒劇の隙を狙って序盤で一気にプッシュ、その後のレースを支配した。WSBからモトGPへ移籍したライダーにおいては最強。

ケーシー・ストーナー(評価8)
波乱のテストを経て本戦2位を獲得するとは、まさに今年の主役と言うところ。ドライでもウエットでも、これなら確実と言う状態ではなかったのだが、決勝では可能なかぎりのベストリザルトに集中した。あんなにメンタルが弱かったライダーだったのに!

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(評価8)
金曜日の転倒で左足を負傷し、ドライ・コンディションでのテストができなかったので、決勝レースではけっこう手探り状態だっただろう。ところが、タイヤのトラブルもあったと言うのに見事に守りきった。彼の方針でもある『小さな一歩の積み重ね』が大きな成果となってきている。ここ4戦においてはドヴィツィオーゾ選手よりもポイントを稼いでいるのはストーナー選手のみだ。

ヴァレンティーノ・ロッシ(評価7)
シルバーストーン戦での失態についてロッシ選手は、その責任をライダーとマシン、チームの三方に同等に振り分けていたが、アッセン戦ではチームよりライダーの方が遥かに有能だったようだ。チームは正しい方向性を模索するのに時間をかけ過ぎ。GP11.1機を起用するのは一種の賭けだったわけで、苦労するのは目に見えていたのだが、いくらなんでも予選でアブラハム選手の後ろを走るロッシ選手の姿を見せられるとは。決勝ではロッシ選手の力でなんとかかんとか乗り切ったが、さすがの彼でも奇跡は起こせない。

ニッキー・ヘイデン(評価5)
確かにヘイデン選手の状況は厳しい。チーム全体がロッシ選手に集中しているのだから。こう言うチームメイトを持ってしまうと、やる気を失わずに頑張るのに苦労するものだが、それにしても、もう少しどうにかすべきだろう。

ホルヘ・ロレンソ(評価7.5)
見事な走りを見せていた。2位になれただろう、いや、もしかしたらスピース選手をも破ることができたような走りだった。偉大な闘士である。

コーリン・エドワーズ(評価5)
シルバーストーンの『奇跡』は繰り返されなかった。これほどまでにコンペティティブなヤマハに乗り、得意なコースだったにもかかわらず…だ。もう少し、良い結果を出すべきだっただろう。

青山博一(評価5)
チームとマシンが変わるなんてことは誰にとっても容易なことではない。だが、青山選手のパフォーマンスは、トップを走るにはワークス機に乗るだけでは駄目だと言うことを証明したわけだ。

マルコ・シモンチェッリ(評価4)
またミスをして、またチャンスをドブに捨てた。左のフットレスト破損、曲がったハンドルにもかかわらず、1位になれるタイムをたたき出していたのだ。しかし、自制心を養わねば。本人が言っている通りなのだ。つまり、第1ラップの第5コーナーで無理にオーバーテイクする必要など全くない…のだと。

トニ・エリアス(評価5)
努力は称賛ものだが、結果は惨憺たるもの。予選にしろ決勝にしろ最後尾じゃなかったことが、せめてもの救い。

アルヴァロ・バウティスタ(評価5)
決勝レースの結果表を見て、その存在を初めて知る…と言う感じ。

ヘクター・バルベラ(評価4)
バルベラ選手の場合は、トップ選手に追い越された時、その存在を初めて知る…。

秋吉耕佑(評価4)
職業がテストライダーであって、ライダーではないのだ。つまり、被害を出さないことが重要なのであって、被害は出さずにやっていた。

カル・クラッチロー(評価5)
最後尾ゴールだったが、途中、タイヤ交換もしている。フロントタイヤが保っていたうちは、まずまずのレースをしていた。数日前に手術したばかりだと言う事実も忘れてはいけない。

ランディ・ド・プニエ(評価4)
完璧なまでに悲惨。今回は第2ラップで転倒していた。

カレル・アブラハム(評価5)
予選では、またまたドゥカティ・チームのトップだったわけで。それゆえ点数加算。


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事 Moto.it 2011年06月27日



今回の記事は、良く『GPこぼれ話』や『なぜなぜGP』シリーズを
掲載しているサイトのもので、常に偏りなく客観的な記事を出してる印象なんですが
今回は、かなりキツいっすね…


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