モトGP『グアレスキ:後退してしまいました』
ヴァレンティーノ・ロッシ選手が予選で出した最後尾手前と言うリザルトについて、ドゥカティのチームマネージャー兼第1テストライダーのヴィットリアーノ・グアレスキ氏が赤裸々に分析している。なお今回、ロッシ選手自身によるTVカメラの前でのインタビューはなく、後ほど別途なされる予定。
グアレスキマネージャーのコメント。
「ドゥカティの他の選手の方が新マシンを使っているロッシ選手よりも良い結果を出しているし、調子の良いマシンがファーストローに並んでいるしねぇ。実際のところ、適当なセッティングを見つけ出せなくて、前進するどころか後退してしまいました。問題はこのまま行ってしまうのか、それとも、元に戻れるのかどうか…。800ccエンジンを搭載したGP11.1機と言うのが、別の性能なのは明白なこと。多分、リアに関しては非常に大きな一歩を進めることができているようで、その分、フロントのリスクが高まってしまってるんでしょう。馬鹿みたいな話なんですが、後ろが悪くなると前が良くなっているんですよ!
GP12機は2010年序盤に誕生、3月にテストをしてるんで、出来上がった状態でヴァレに見せているんです。1000ccエンジンを載せた時には気に入ってたみたいですが、800ccエンジンを載せたら大きな問題が出てきてしまって。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2011年07月16日)
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このグアレスキマネージャーと言うのは、なかなかの策士で
去年、ロッシ移籍発表前などは、どんなに追求されても飄々ととぼけ切ってたんですが
今日のこのインタビューでは噛みまくってました…
明日、奇跡の追い上げ乞う…クリックPrego
いくらなんでも、予選16番グリットって……。
事実上、最後尾ですよ。
(ギュントーリは代役ですし…)
ここまでタイムが出ないとは、間違った方向に開発が進んでいるんでしょうか??
ロッシ好みのセッティングだとうまくマッチングしないんでしょうかね……。
王者、赤い皇帝の意地と名誉の為にも、アブラハム・プラマックチームには負けないで!!
そろそろ強いロッシが見たいです。
(^-^)/~~
ここまでくるともう「凄まじい」としか言えなくなってしまいますね。
決勝レースの結果で言えばドカティ最上位を取ってるのでロッシ自身のウデが落ちた、とは思えないのですが・・・。
ドカティが採用しているカーボンフレーム、その後のレース状況などを見続けていると、エンジニアのフィリッポ・プレツィオージという人にどうしてもヤン・ウィットベーンと同じ匂いを感じてしまいます。つまりエンジニアが机の上で考えた理論(こだわり)だけでマシンを開発して結局ライダーが苦労してしまうという・・・。
このこだわりのせいで原田哲也や芳賀紀行がどれほど苦労したことか・・・。
ええかげん、なんとかしてくれや、ドカティ!