モトGP『ペドロサ:転倒の理由は上手く説明できない』
決勝レースが始まるまでは今回の最有力優勝候補だったダニ・ペドロサ…完璧なレースウィークエンドを送っていたのに。フリー走行2回においてはドライ・コンディションで1位、土曜の予選も1位、決勝当日のウォームアップでも1位だったのだ。
ペドロサ選手が駆るRC211V機はまるで不沈船艦のごとく、ライバル達はブルノ戦で2位争いのためだけに戦わねばならないかのようだった。
しかしペドロサ選手にとってレースはわずか3周で終わる。トップに躍り出た直後に転倒。本人にさえ説明がつかないスリップでだ。
「フロントタイヤをスリップさせてしまって転倒したんですが、それほどプッシュもしてなかったんです。多分、マシンを傾けさせ過ぎたのか、タイヤがまだ暖まり切っていなかったのか。良く分からないんですよ。」
ペドロサ選手の転倒時にちょうど後ろを走っていたストーナー選手にも、理由は良く分からないと言う。
「変なスリップでした。多分、コーナーに入って行く時にスピードが出過ぎてたんじゃないでしょうかね。」
また、ドヴィツィオーゾ選手はこんな仮説を立てている。
「あのコーナーには小さな穴があったんです。それにはまったんじゃないのかな。あのスピードでだったら転倒の可能性もあるでしょ。」
ペドロサ選手の悔恨の念は容易に理解できる。
「問題は大事なレースを棒に振ってしまったってことです。あんなに念入りに準備してきたのに。僕らはずっと速かったし、予選に比べ決勝レースの流れはゆっくりだったから残念です。」
月曜日には1000ccマシンの走行テストがあり、今日の敗北を忘れられることだろう。
「ドライ・コンディションで少なくとも2時間は走り込めれば良いんですが。ヘレステストには参加できなかったので、今回、1000ccを試すのが楽しみです。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2011年08月14日)
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ペドロサがいなくなったからシモンチェッリが伸び伸び走れた…
なんてことはあるんでしょうかね
ペドロサ選手、とにかくケガがなくて良かった…クリックPrego