モトGP『ロッシ:新たに改良した所が上手く動かない』
アラゴンGPを終えたヴァレンティーノ・ロッシ選手が失意に陥っている。
「試してみること悉くが上手く行かないんです。新たに手を加えても、それがリザルトに結び付かない。レース中はリアタイヤがボロボロになってしまったし。そのうえ操縦するのが一苦労なんです。僕らとインテルだったら、どっちが上手くできることか。開発に向けて時間的に大きな問題があるんですが、ただ、長いスパンで取りかからなければならない作業ですから。マシンに乗っていても思った通りの感覚が得られなく、萎縮した、ヒドい操縦になってしまってね。」
レース後、ロッシ選手は暗い表情でこう言う。
「いつもの事は置いといても、リアタイヤがひどくトラブってしまって。レース序盤から加速時にスリップしてマシンが軋んでね。後輪はボロボロで、ラスト7〜8ラップでは1秒落として走らないと転倒の恐れがありました。マシンはあっちこっち振動しまくってましたよ。そうは言っても、もっと良いタイヤを使っていたからといって、トップ争いに加われたって話ではないんですけどね。」
またロッシ選手は自ら、こんな風にも切り出してきた。
「疑問がどっさりあるんですよ。ストーナー選手がこのマシンに乗ってた時は今の僕より速く、もっと違うライディングをしていたってことは知ってます。不思議なことやら、解決できずにいることがあるんですが…例えばね、直線コースで僕が彼よりも遅い理由が分からないんですよ。僕らは全て試してみようと思ってるし、別にすっかりゴチャゴチャになっているわけでもありません。ただ、僕らが試してみるものが悉く上手くいかないんです。」
現在、ドゥカティ機がしっくりきていないことも隠そうとはしない。
「もう少し良くなるようにしなければね。そう言うコースも何ヶ所かあったわけで…去年よりもタイムを上げられた所がね。ただ、気休め程度ですけどね。色々と試してみてることがあって、あまり時間がかからないようなんで、その辺りから着手したんです。スピードを上げ、トップに返り咲くために色々と問題を解決したいと思ってるんです。ただ、それだけじゃ足りないようなら、長いスパンでのプロジェクトを進めていかないとね。どれぐらい時間がかかるかは分かりませんが。」
ロッシ選手と言えば完璧主義者なのだが、シートポジションにも満足していない。
「シートポジションが思った所にいかないんですよ。そうれほど悪くなかったコースは別にして、シートポジションが思い通りにならないんですよね。ヒドい操縦で、いつもかなり萎縮してしまってね。ライディングポジションが適当じゃないし、その辺りも作業してるんだけど、時間がかかりますね。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Sport MEDIASET 2011年09月18日)
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レース後のインタビューなどレポーターがロッシ選手に聞きづらそうにしていて、
色々とご機嫌伺いのようなことを喋りまくるんで煩いぐらいでした。
ロッシ選手に笑顔が見え始めると、「あっ、少なくとも機嫌は悪くないようですね」とまで…
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いつも興味深い記事を有難うございます♪
皇帝ロッシでさえも苦戦しているドゥカ、
「乗りこなせないのはライダーのせいだ」と
ボロカス言って精神的ダメージを与えたドゥカ首脳陣には4年前のメランドリに謝罪して欲しいですねぇ。。
カピロッシが引退して、エリアスも来季シートは危ういみたいだから、
今季のSBKタイトルを手に、メランドリには是非motogpに復帰してそんなドゥカを見返して欲しいです♪