モトGP『スッポ:ロッシが勝てば本人のお陰、負ければドゥカティのせい』
リヴィオ・スッポと言えば、現在はホンダHRCでコミュニケーションおよびマーケティング部門のディレクターを務めているが、ドゥカティについても熟知している。1999〜2009年までドゥカティに籍を置き、充実した時を過ごしていたのだ。2007年にはケーシー・ストーナーによりタイトルを獲得し、その後は同選手をホンダへ移籍させた立役者の一人とされている。そして今年、そのストーナー選手がホンダ800cc時代唯一のタイトルをもたらしたのだ。
ボローニャで開催されているモーターショーでスッポ氏が、『Sky Sports 24』のインタビューに次のように答えている。
「マシンを仕上げるにあたり、私はドゥカティの能力を信じてます。最良のマシンでもってヴァレンティーノ・ロッシが、かつてのような走りを見せてくれることでしょう。彼の指示に従って作られたシャーシによってモチベーションとスピードが得られることは絶対でしょう。」
「来シーズンは新たなことが多いですが、順位は大して変わらないでしょうね。タイトルはストーナー、ペドロサ、ロレンソで争われるでしょう。全員にとって、密度の濃い、厳しいシーズンになりますよ。うちの目標は、また勝つこと。もちろん、ドゥカティは常に脅威だし、ロッシは常にロッシですからね。来年は好みのマシンに乗れるでしょうから、どうなることか…ね。もしヴァレンティーノが勝てば、それは本人の功績だし、負ければドゥカティの責任でしょう。」
(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Motocuatro 2011年12月12日)
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スッポさん…結局、ドゥカティのマシンのことはあまり信用してないんじゃ…
スッポ氏はドゥカティの力は信じていると思います。
でも、優秀なライダーが開発の方向性を的確に示さないと無理だと思ってるんでしょう。
だから、勝つ事が出来たら、勝てるマシンをドゥカティに造らせる事に成功したロッシのお陰、勝てなければロッシ程優秀な開発ライダーの期待に応えられなかったドゥカティのせいだと言っているのだと思います。
ロッシがいかに優秀な開発ライダーであるかは、ヤマハ時代に証明されている事ですからね。