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WSBラスコルツ:再び昏睡状態に

WSB『ラスコルツ再び昏睡状態に』




今朝、カワサキ機がヴァレンシアのサーキットに復帰した…ホアン・ラスコルツ(27才)がイモラで重傷を負ってから8日が過ぎている。今日明日のカワサキ公式フォーメーションは、トム・サイクスのみ。ラスコルツ選手の後任については、いまだ何ら決定していない。

先週、クリス・ヴァーミューレンの復帰もあるのではと囁かれていたが(スーパースポーツ元チャンピオン、スーパーバイク準優勝。2007年世界選手権ル・マンGPでスズキ機を駆りウエットコンディションで優勝。2010年にカワサキ機でWSB参戦、2011年はフィリップアイランドでの事故で右膝に重傷を負い、ほぼシーズン通じて棄権。その後、完治することはなかった)、その可能性はすでになく、また、かつてカワサキが世界選手権に出走させたことのある柳川明(41才、マックス・ビアッジより2ヶ月若い。現在、日本でZX-10R機のテストライダーを務めている)に関しても、もはやトップ陣のリズムを保つことは無理だろう。マシンが強い走りを見せている現在、カワサキとしてはトップライダーに託したいのではなかろうか。レギュレーションによれば、カワサキは次戦アッセン(4/28)では1選手体制で臨めるものの、その後のモンツァ戦(5/6)からは2選手体制を組まなければならない。

なお、4月9日にホアン・ラスコルツ選手の容態についてチームより新たな発表がなされている。以下がその全文。

『先週の金曜午前、医師団によりホアンの覚醒処置が始められたものの、翌日、再び昏睡状態に戻されることとなりました。肺内に粘液がたまっており、また、ホアンが身体を動かそうとする可能性を踏まえ、医師団により以上の判断が下され、今後4日間昏睡状態が維持されることとなっています。その間、肺内の粘液が完全に取り除かれるものと見られています。
今回まで医師団により覚醒処置は取られておらず、神経病学の担当医らによる検査も行なわれていないものと見られ、正確な怪我の度合いや回復の可能性について確定できる状態にありません。
ホアンの家族、チームおよびプロヴェック・カワサキ全体では、各選手、友人、報道陣、ファンの皆さんより寄せられて多くの励ましのメッセージに対し、感謝の念を表しております。
なお、ホアン・ラスコルツの容態に関する次の公式発表は、新たな情報が発生した時に行なう予定でおります。

また、4月10日より同選手フェイスブックのプロフィール欄にて、毎朝、容態に関する情報を更新してゆく予定です。』


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年04月10日



先日の世界選手権でもモト2クラスのポル・エスパルガロ選手がグリッドで、ラスコルツ選手への『がんばれ』メッセージを掲げてました。

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POSTED COMMENT

  1.  ぎんちゃん より:

    貴重な情報ありがとうございます。
    ラスコルツ選手の、回復を願うばかりです。
    がんばれ、ラスコルツ。

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