モトGP『カタールGP:必見!5つの見どころ!!』
モト2最終ラップ
モト2クラス最終ラップは見ごたえ充分。アンドレア・イアンノーネが拍手喝采のもののオーバーテイクでマルク・マルケスを抜けば、今度は直線コースのマルケスがエンジン全威力を総動員させ見事に抜き返していた。
クラッチローvsドヴィツィオーゾ対決
Tech3のチームメイト同士が第1〜最終ラップまでを通じ、手に汗握る対決を繰り広げた。ギリギリのところで繰り返されるハードブレーキングに、クラッチローのフロントディスクが真っ赤に焼けていた映像も見もの。クラッチローがドヴィツィオーゾに喰らわした決定打オーバーテイク(第17ラップ)は格段どうってことなかったが、2人の全対決はまったくもって素晴らしかった。
モトGP終盤4ラップ
レース中盤まで、カタール戦モトGPクラスではトップ争いの興奮は期待できないと思わせておいて、ストーナー失速からレースに火がついた。終盤ラップは、もうアドレナリン満載。今回だけでなく、今後、毎回期待したいものである。
ペドロサvsストーナーのオーバテイク
私の独断と偏見によれば、ダニ・ペドロサと言うライダーは『一騎打ち』において優柔不断の軟弱者と見られてきたのだが、今回は確実に別人。第19ラップ第1コーナーでストーナーに仕掛けたオーバーテイクなどは、もうアグレッシブかつ危険な香りのミックス。ブラボー、ダニ。
ロマーノ・フェナーティ登場
今回、最も素晴らしく、重要かつ予想外の武勲と言えば、ロマーノ・フェナーティ(チーム・イタリア)のそれだろう。16才、世界選手権の初陣だった。この大々的なレースを走り抜き、2位でゴールを決めたのだ。敵わなかった相手はマーヴェリック・ヴィニャーレス唯一人。ギネスブックものの快挙である。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Moto.it 2012年04月09日)
いやぁ〜今年も面白くなりそうですね♡