モトGP『バウティスタ:ストーナーのあれは汚かった』
遅くなってしまったけど…やあ、みんな!
みんなの事を忘れていたわけじゃないよ。昨日はテストがあったもんだから、時間がなくて書けなかったんだ。ちょっと…いや、実を言えば、今週末はかなりがっかりだったんだよね。どっさり問題が起きて…今までずっと乗ってきたマシンだって言うのに一瞬たりとも信頼感を得られなくってね。忘れてしまいたいレースだったよ。
上手くいかなかったんだ。
色々な理由から、今回のイタリア戦へのモチベーションは凄く高かったんだよ。ドイツ戦では良いレースができていたしね。今回はうちのチームにとってはホームレースだったんだ。マシンも本来のホワイトカラーに戻って…でも、なに一つ上手くいかなかった。
ソフトタイヤだね。
全レース、ブリヂストンでは2種類のコンパウンドを用意してくるんだ…ソフトとハードのね…フロントもリヤもだよ。で、今回のレースでは…アッセン戦でタイヤトラブルが生じた選手が何人かいたもんだから、ブリヂストンが安全のためってことで、レースではリアにソフトタイヤを使うことを禁止したんだよ。
僕はね…ライディングスタイルとか、マシンのセッティングとか、他の選手と違うサスペンションを使っていることなんかのせいで、ソフトタイヤが一番しっくりくるし、レースにもそれを使っているんだよ…他のに比べてあまりたれないもんだから。
つまり、どう言うことかと言うと…ハードタイヤだと温度を上げられなくって、うちはあまり上手くいかないってこと。今回のコースもそうで…ソフトは使えないってこをは分かっていたんで、最初からハードタイヤでどうにかしようと頑張ってみたわけですよ。
ブレーキなし状態。
作業は最初から上手く行かなかった…ブレーキがトラブってしまって…全然効かないんだから。FP1なんかね、ラストの直線コースで…時速350km出る所で、ブレーキかけてもマシンが止まらなかったんだから。もう、頭に浮かんだのはたった一言…「止まって〜!!!」って。幸い、真っすぐコースアウトしてくれたから防護バリアの手前で転倒したんだけど。でも、良い感覚じゃないよね。その後、FP2もFP3もブレーキトラブルはそのまんまで、実際、2回も転倒してしまった。これじゃ、自信なんて抱けないわけで…このハードタイヤ作業のために時間を失ってしまったね。
予選は厳しかったね。ピットにあるのは1台だけ…もう1台は転倒のせいで壊れてしまったから。だから、ミスは1つもできない状態だった。まったく…一瞬たりとも気を抜けなかったよ。
ただ、日曜日には希望があったんですよ…レースになれば状況も変わり、自信とリズムが出てくるかもしれないって。それが大間違い。第1ラップから、同じ手応えでね。リアのグリップはゼロ。で、マシンは上手く曲がらない…コーナー中盤でアクセルは開けないはで、悶絶もの…マシンに乗っていても安心感がないんだから。序盤は、最終的に表彰台争いをしていたグループになんとか付いて行こうとしたんだけど、もう操縦不可能。実は、緊張のあまり手にマメができてしまってね。こう言うのはプレシーズンテストじゃないとできないもんなんだけどね…ほら、2ヶ月振りにマシンに乗るわけだから。
ミニ・メッセージ
最悪だったは、ストーナー選手からのミニ・メッセージですね。あれで転倒しないで済んだのはツイてたわけだけど…クリーンじゃないよね。汚い手を使って、僕をどけようとしたわけだ。チャンピオンがするオーバーテイクにしては最高とは言えないんじゃないかなぁ。別にペナルティを科すとか科さないとか、そう言う議論を起こす気はないけどね。レース・ディレクションに抗議しには行かなかったですよ…だって、彼らには映像なり画像なりあるわけだから、ペナルティの申立てをする必要なんてないはずでしょう。モト2クラスのザルコ選手の転倒然り。運悪く、前を走っていたエスパルガロ選手を巻き込んでしまって、それでペナルティがグリッド15位格下げなんてね!誰が決めたんだか知らないけど、確かに言えることは、全選手同じ扱いはされないってことですよ。意図的がどうかと言うことに捕われてね…。転倒するライダーのどこに意図的なものなんてあるわけ?僕らの中で、転倒したいなんて思ってるヤツは皆無だって思いますけどね。
ラグーナセーカ
今回のレースはもう忘れたってことで、2〜3日は自宅静養にトレーニング、この3週連続過密レースのガス抜きをして、次戦のためにバッテリー充電する予定。多分、ラグーナセーカ戦ではタイヤもいつもの状態に戻ると思うんで…安心かな。あそこのサーキットは超難関で、マシンの乗り心地が悪ければマズいことになるんでね。
最後に、今回のレースで応援してくれた皆さんに感謝したいです。困難な時には、応援してくれる皆さんの偉大さに気づくもんだよね。
本当にありがとう!
どうぞ、良い何週間かをお過ごし下さい。
(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Diario AS 2012年07月17日)
さて、バウティスタが汚いと思った『ストーナーのあれ』について、ケニー・ノエス父でジャーナリストのデニス氏が次のようにつぶやいとりました。
Dennis Noyes @DennisNoyes 2012年07月16日
No había visto repetición.Parece que Casey ha chocado con Álvaro a propósito. Sabe que no le van a sancionar por algo así.está provocando.
《リプレイを見てないんだけど。どうもケーシーはわざとアルヴァロにぶつかったんじゃないのかなぁ。この手のことじゃ処罰されないって分かっていてね。挑発してるわけ。》
Dennis Noyes @DennisNoyes 2012年07月16日
@XBambino_88X Álvaro no le cerró. Me temo que hemos visto indicios de “riñas de tránsito”. No pude ver la repetición aqui en USA hasta ahora
《アルヴァロはスペースを塞いでなかったよ。『通行紛争』の徴候じゃないかって恐れてるんだがね。ここアメリカじゃ、今のところリプレイが見られないんだ。》
Dennis Noyes @DennisNoyes 2012年07月16日
@TitoSeguin Le conozco desde hace muchos años. Estoy viendo el lado oscuro.
《彼のことは何年も前から知ってるんだが。裏の一面を見せられてるよ。》
有終の美を残してね…クリックPrego