先日、『8月15日にロッシのヤマハ移籍が正式発表される』なんてニュースが飛び出てからは、スペイン&イタリア報道陣もツイッターやら各サイトやらで、まさに蜂の巣をつついたような騒ぎなんですが…
で、ただの偶然なのか、わざとなのか…こんな時に出てくるケーシー・ストーナーのロングインタビュー。
なかでも目を引くのは『ドゥカティ機を乗りこなす秘訣』について長々と語ってることでしょうか。そこんとこだけ、ご紹介しときますね。
『C.ストーナー、Motociclismo.esインタビュー:チャンピオンの怒り』
☆マット・オックスレイがケーシー・ストーナーにインタビュー。
以前、いつかドゥカティ機に乗る秘訣を教えてくれるって言ってましたが、そろそろどうですか?
「(笑いながら、かなりしばらく間をおいて)説明し難いですね。実際的には、知ってることを全て忘れなければならないんですよ。プライドのあまりミスったりなんてとんでもないし、自分はこれができるとかあれができるなんて考えちゃいけない…マシンの命じるままに操縦しなければならないんです。
ただ、正直なところ、僕はどのマシンもそうやって操縦してきたんですけどね。そのマシンを走らせるやり方をライダーが見つけ出さなければならないんですが、あいにく、多くのライダーが “あぁ、マシンの方を僕に合わせてくれなきゃ。だから君たち、僕が操縦できるようなマシンを開発してくれなくきゃダメだよ。” って、はっきり言うんですよね。
いやぁ、少しはライディングスタイルを変えるとかねぇ?自分の方が合わせるように何かしら変えてみるのは、そう難しいことじゃないですよ。
ドゥカティ機は1週間毎に変わっていく可能性があるんでレース毎に違う乗り方をしなければならないんだけど、ホンダ機の方はもっと一定で…だから自分の方ではあまり変える必要はないです。ドゥカティ機に乗ってた時は、“前回のレースの時と同じにして欲しい”なんて言えた試しはないですよ。だって、次のサーキットに行ったなら、もう上手くはいかないんですから…だから、セッティングは毎回、一からやり直しでね。
良い例が2010年で、何とかあちこち機能させようとしたらもの凄く変なセッティングになったんだけど、最終的には機能してましたね。
とにかく色々なやり方で操縦しなければならないんです。僕がどうやってたかなんて誰にも分からないんじゃないかなぁ。単純にメンタル的なものなんですけど。自分を信頼しすぎてもダメだし…マシンに対して折れてあげて、自分が上手くできていない点を理解しなければならない。それで初めてレースに勝てるわけで…ただ、ある種の操縦の仕方でなければダメですよ…それを掴めるようにならなければならないんです。
[日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:MOTOGRANDPRIX 2012年08月08日記事より抜粋]
なんだか、まるでピーターパンが空の飛び方を説明しているような…
そうそう、そう言えば先日、レプソルのインタビューで『戻りたくなったら、いつでも戻って来る』と言っていたストーナー選手なんですが、オーストラリアの『SPEED TV』のインタビューでは「後戻りはない」と父子そろって言ってたようですぞ。
『C.ストーナー:引退に関し、考え直すことなし』
☆ストーナー選手のコメント。
「フルタイムでレースから引退することにしたんです。今は2012年のシーズンを最良の形で終えることだけを考えてます。将来に向け、なんの計画もありません。」
☆2500万ドル(約20億円)を投じて『チーム・ストーナー』を作り、V8スーパーカーに参戦するのではないかと言う噂に対し、ストーナー父でマネージャーのコーリン・ストーナーのコメント。
「そのためにケーシーが投資することは絶対にありません。金の問題ではなく、単純にそう言う計画がないからです。もし2輪で走り続けたなら、もっともっと大金が稼げるでしょうが…本人の眼中にないんで。そう決心したんであって、後戻りはないでしょう。」
[日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:bikeracing.it 2012年08月07日記事より抜粋]
とにかく、「娘さんが成長するのを見ていたい」んだそうで…ただ、上のロングインタビューの方では、もう働かなくても良いぐらい銀行口座に残高があるんでしょ?と聞かれ、こんな風に答えてましたが。
「馬鹿げたことで無駄遣いはしませんでした…船やらヘリコプターやら飛行機を買うとかでね。自分が稼いだお金に対しては非常に賢かったと思ってるんですが、自分の子供達のため、確実に充分な金額にしておきたいです。今やってるスポーツからは引退するけど、人生から引退するわけじゃないんでね。」
え〜と、ちなみにですね、ロッシ選手の方はヨットはもちろんのこと、確か同じ型のポルシェを色違いで4〜5台持っていると言う地元情報でございます…。
ストーナー引退してほしくないなぁ。
来期はドカティでチャンピオン獲ってくれたらなぁ。
こういう引退ってのはアリだと思う。 ストーナーの素朴さが出てて結構いいインタビューなんじゃないかな。 新しい人生が良い物になるといいですね。
やっぱりDucatiはマシンなりに走らせることが必要みたいですね。日本車に比べても特殊なマシン構成ですし、若いストーナーは自分の乗り方というものにこだわらなかったのが勝因だということになるのかもしれません。それに対してロッシはマシンに合わせるというタイプの才能は持ち合わせていなかったのか、それとも歳やキャリアの長さからそういう要素がなくなってしまったのか。
な~んか、いちいち突っかかるようなコメントが多いような・・・
ロッシとはキャラクターの違うチャンピオン同志なんだから。
問わず語りってのも器が狭いような・・・ね。
開発や若手が将来の為に乗る、というような場合を除いて、スポット参戦っていうのは、超~~~~~~大嫌いなんですわ、他のライダーは年間ランキングとか考えて無理を控えたり、無用なほどのプレッシャーを抱えてレースをする為実力を発揮できないレースをしたりしているのに、ノンプレッシャーでさらっと来て「どうや、俺速いやろ!」みたいな態度を見せて自己顕示欲のみを満たす、、、、要らないです。
完全引退希望です。
KCさん、スポット言わないでD16 46号機が空いてますよ。
うーん。 ロッシがドカティに乗った結果、CSの速さの理由が分かった様な気がします。 ロッシは速く、強く走るために必要な要素を知っていて、自分好みのマシーンにする能力に長けている。 CSは、どんなマシーンでも自分が合わせて速く走る。 単純に速い、そしてロッシは強い。 CSのストレスはそこにあるのではないかと思います。 ロッシは勝負を好み、ケイシーは、あくまでも速さを競いたい。 カピロッシは、どうやって乗っていたんでしょうか? ケイシー以外で、それなりの結果を残したのはカピロッシだけですよね。
通り過ぎてまた戻るさん
おいらも賛同の一票入れます^m^
ってかMOTO GP 嫌いだと言ってやめるんだから、出てこないでほしいですね。
で、この方にスポット参戦マシーンを提供するのはやっぱH社さんですかぁ?
THE 毒多~さん
1票、ありがとうございます!?
子供達とかの夢もあるんですから黙って身を引けないもんでしょうかね。
プロトのマシンの3メーカーの性格でいうならD社とY社は対局にあると思います。
そしてHはその真ん中。
ストーナーの成功はやや似ているDからHへの移籍、ロッシの失敗は似ても似つかぬDへの移籍、そういうのもあったのでは??
スポット参戦が嫌いって言っても、スポンサー要望とか、台数稼ぎとか、大人の事情的なものもあるから、しょうがないと思いますけどね。
ちょっとこの記事とはズレますけど、日本人ライダーのスポット参戦は特に批判されがちですよね、多分「勝てないなら走るな」ってことでしょう(去年の伊藤さんとか)。
まあその割りに、どうせ勝てるわけないのに「日本人ライダーが居ないのは寂しい」とか言っちゃうんでしょうね、日本のGPファンは。
勝てないなら走るな・・・・・・スポット参戦者全員にいえることですねー。
伊東さんは、被災地を応援したいという意向もあり昨年日本GPは、でたんじゃないんでしたっけ? そういった要素をふくんでいれば、、勝てなくてもいいんじゃないんですかね? 見ている全員もスポットの人間が勝てるとは思っていなんじゃないんですかねー。 まぁ日本メーカーのバイクですから、日本GPでは、その位の優遇があってもいいのでは!?と自分は思いますけど・・・・・
とここまで書いてトリベイリスは、勝ったんですしたよね!