はい、恒例のレースウィークエンドこぼれ話!
さて、いつもの辛口『Moto.it』…ここのサイトは随所随所に黄色をあしらってるもんですから…
どうしても勝手にカレーのイメージになってしまうんですよ…
フッ、大辛ですかね。
モトGP『ブルノGPこぼれ話』
★恒例、ミザノでは9月13日に『Dedikato』イベントが開催される。今回はマルコ・シモンチェッリ追悼のため特別版で、ミザノのアレーナ58を会場とし、三輪アペによる追い抜きレースも行なわれる。また、『The Rainband(ボーカルはマーティン・フィニガン。シモンチェッリ追悼曲『Rise Again』を制作)』によるコンサート、シモンチェッリ協会のためのオークション等が予定されている。
★ブルノでのベン・スピースコメント
「ストーナー選手のモトGPに対する批判の多くに同調するが、ここに残りたくないと言ったことは一度もない。なかなか興味深いオファーが2つ来ており、丹念に検討している。ツイてないシーズンを2年過ごせば(特に今年)他に目をやるのも当然のことだが、自分の目標はとにかくレース界に留まること。」
ブルノではグレジーニがかなり接近してきたようで、特にホンダHRCが強く推している。ミザノまでに決定するだろう。
★リン・ジャービス(ヤマハチームマネージャー)コメント
「(ロッシ選手とは)話し合いを始めたのは7月だが、その前からコンタクトはあった。最終決定はラグーナセーカの後。〜中略〜ロレンソ選手にはムジェッロ戦後、ロッシ復帰の可能性があることを告げた。ロレンソ選手はNo.1であり続けるだろう。ロッシ選手の方はレースで優勝はできるだろうが、タイトル争いができるかどうかは分からない。」
★ホスピタリティスペースとは招待客やスポンサー、チーム関係者らを歓待するための場所で、理屈からするとこの『歓待』には昼食も含まれているのだが…テック3チームでは(モトGPクラスでもハイクラスのチームだろう)選手の友人らに1食25ユーロ(約2,500円)払わせるのである。
★若手ライダーがコース脇でベテランの仕事振りを見て学ぶなんて姿、最近はとんと見かけなくなったものだが、ロマーノ・フェナーティは土曜日午前、特にマシンに問題がない時はいつもスクーターでコース脇にやって来て、モトGPクラスの仕事振りを研究している。
★クラウディオ・コルティがフリー走行第1セッションで転倒し、エアーフェンスが損壊…取替え作業に中止を余儀なくされてしまった。そんなコルティ選手のもとへ友人ローリス・カピロッシ元選手(ドルナ・セーフティ代表)から携帯メッセージが…。
《3千ユーロ(約30万円)の請求書を送っておいたからな。ヒヒヒ。》
もちろんジョークなのだが、(面白がった)チームメカニックらがコルティ選手に支払い義務があると得々と説得…。
★ケーシー・ストーナーのチーフメカニックを務めるクリスティアン・ガバッリーニと他メカニック数名が、久し振りにフリー走行第3セッションをコース脇で見学。
「2008年以来、選手がコースを走ってる姿を見たことがない。カッコ良いだけじゃなく、ためになるね…色々と分かることがあって。我々はいつもピットの中にいなければならない…冬期テストのロングランの時だけコース脇に出てこれる。ただ、皆さんもご存知の通り、うちの選手はロングランはしないんで…。」
★モト3クラス予選で転倒したロマーノ・フェナーティが、ルイ・ロッシに対し怒り心頭。
「(ルイ・ロッシ選手が)減速し、コーナー進入口で両膝を伸ばしたものだから、それを避けるのに汚れた路面上でブレーキをかけなければならず転倒してしまった。間抜け野郎だ…エストリルでも、あいつのせいで転倒してしまった。フェンスの外で待ち伏せしてやろうか…それともコース上で何かしてやろうか。」
★アメリカでは自転車チームのマネージャーでもあるベン・スピースは、こと自転車の話題となればかなり微妙な内容でも愛想が良くなる…例えば、ランス・アームストロングがドーピングで7タイトル剥奪かも…なんて話とか。
「あくまでも昔の話であって、今、それをとやこう言うのは間違っていると思う。禁止されてる薬物を使ったのは確かだし、罰せられるべきではあるけど、個人的にはアームストロンクのことは、これまでの業績や、現在やっているガン撲滅運動など…これからも高く評価するつもりだ。」
[日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Moto.it 2012年08月28日記事より抜粋]
次も恒例、イタリア大手サイト『Gpone』から少々。
『善玉、悪玉、卑劣漢』
★テック3では燃料メーターに問題があったのかもしれない。8月25日(土)、予選でアンドレア・ドヴィツィオーゾがガソリン切れに。翌日(日)には、カル・クラッチローがレース後、ピット帰還の際にガス欠になってしまった(テストでも繰り返していたが、それはクラッチロー選手のせい)。
★スコット・レディングがピットボードに左上写真のライオンと羊を使っている。ライオンの方は『プッシュして行け』で、羊の方は『別の選手がすぐ後ろに付いて、走行ラインを利用してるぞ』と言う意味。『後ろに誰か貼り付いてるぞ』と言う意味をマークで表すのはレディング選手だけではない。例えば、ロレンソ選手は三輪車に乗った子供だし、ロッシ選手は昔よく、うさぎのマークを使っていた。
★ジェレミー・バージェス(ロッシ選手のチーフメカニック)が、ツキのないベン・スピースについて一言。
「もし葬儀屋を開いたなら、誰も死なないだろう。」
[日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年08月28日記事より抜粋]
え〜と、あとは細々とこんなんありました。
★マルク・マルケスはインディアナポリス戦での勝利で22勝目を数えることとなった。これは10代ライダーとしてはトップ記録。
ちなみに、これまでのトップはダニ・ペドロサの21勝で、その後ろにロッシ、ロレンソ、メランドリが続く。なお、現在、17才のマーヴェリック・ヴィニャーレスが9勝で6位に入っている(Gponeより)。
★インディアナポリス戦で2位だったホルヘ・ロレンソだが、最高峰クラス78戦中、54回目の表彰台獲得となった。パーセンテージで表すと69.2%の獲得率で、1975年以降の選手陣の中では3位に食い込んでいる。ちなみに1位ミック・ドゥーハン、2位ウェニー・レイニー。
ロレンソ選手がブルノ戦で表彰台に乗ったなら、獲得率は69.6%に上がり、同ランキングでは2位になる(※管理人注:ブルノ戦2位ででした)(Gponeより)。
★ブルノ戦でのロレンソvsペドロサ対決にヴァレンティーノ・ロッシがコメント
「もの凄く良い闘いで、ずいぶん前からああ言う最終ラップがモトGPクラスには必要だった。2人とも、レースを通してずっと素晴らしかった…本当に強い走りだったから。ペドロサ選手は凄く速く、今や総合ランクで13ポイントしか離れていないが、これまでロレンソ選手がペドロサ選手を打ち負かすことの方が多かった。ダニはとても優秀だったし、上手い勝負をして勝っていた。ロレンソ選手の方は今回の敗北を苦にはしていないように思う…ただ、ダニにとって心理的に有効だったかもしれない。とにかく一騎打ちに勝利し、そう言うことができると本人も分かったわけでしょ。2人とも最速で、今回から最終戦までこの速さで行けるかもしれない…だったら13ポイントは本当に僅差だ。」
アンドレア・ドヴィツィオーゾがコメント
「ここに至るまで最強はロレンソ選手の方だった。現段階では、ほぼ同格。つまり、ペドロサがかつてないほど強いシーズンを始めたと言う意味で、本当に良い走りをしている。ロレンソ選手を2度敗るなんて…しかもブルノで…つまり、かなりのことだ。タイトル争いの行方は本当にわからなくなった。ロレンソ選手は大きなミスを決して犯さないって言われてるんで、それ故に彼の方に若干可能性があるかな。ただ、今のペドロサ選手の走りは本当に強い…だから挽回はいくらでもできるわけで…2人とも可能性はあるね。(Moto.itより)」
今回のおまけは、スペイン人ジャーナリストさんのこちらの写真!
《ブルノ戦、ペドロサ対ロレンソの不思議写真》
Curiosa imagen de la batalla de ayer entre Pedrosa y Lorenzo en Brno pic.twitter.com/qUSz75GL
— German Garcia Casanova (@germax33) August 27, 2012
初めまして、今年はじめて知って随分参考にしています。
MotoGPがもっと楽しめるようになりました!
今日ESPNスペイン語版見てたら、スズキが来年からGPスポット復帰、2014年から完全復帰と言ってましたがホントですか?
うわさではスピーズみたいなこと言ってましたが、ホントですかね?
スズキに乗ってる(オフ車ですがw)なんとなく嬉しい。
motoGPライダーとして性格的には問題はないのかな、ベンちゃん・・・・。
HONDAで復活、できるかにゃぁ?