2013年カワサキZX-10Rの公式発表はストリーミングでも配信していたので、ご覧になった読者の方もいますかね?
私は見ていないのですが、期待を裏切らない美しいカワサキカラーにカウル下の赤色(スポンサーのMotocard)がポイントですね。
『サイクス、新カワサキで優勝をめざす』
★昨年のスーパーバイクでは、トム・サイクスとカワサキがわずか0.5ポイント差でタイトルから遠ざかってしまった。
何年もの不遇を越え、再びスペインのプロヴェック・レーシングにZX-10Rを託したカワサキは、当然のことながら2013年も同じ道を歩んでいくのだ。
本日、チーム幹部やトム・サイクス(2013年総合2位)らによる公式プレゼンテーションがバルセロナで行われた。
★ライダーはトム・サイクスとロリス・バズの両選手。バズ選手は事故で欠場したホアン・ラスコルズ選手の代役として昨年より参加し、トップクラスの実力を見せた。雨天のシルバーストーン戦で優勝、その他にもいくつかの表彰台をものにしている。
★カワサキの技術陣とプロヴェック・レーシングは冬期間のハードワークをこなし、2013年バージョンのZX-10Rは更に戦闘的になっている。目標としたのは操縦性の向上と、特にリアタイアの消耗を抑える性能を向上させること。
2012年のサイクス選手はスーパーポールで証明したように一発勝負ではとても速いが、周回を重ねると遅れていった。
★テストでは天候に恵まれず、ZX-10Rの新パーツを徹底的にテストする事は出来なかった。グイム・ローダ氏(プロヴェック・レーシング)の元で働くスタッフらは、エンジンについてはまだ発展段階であるが、電子系統とサスペンションにおいては非常に重要な進歩をさせる事が出来たと確信している様子。その証拠に好タイムも出ているようで、サイクス選手は今日まで冬期テスト中に何度も最速タイムを楽しんでいた。(トランスポンダ無しで計測していたので公式タイムではない)
★トム・サイクス選手コメント
「昨年は強敵マックス・ビアッジ相手に、わずか0.5ポイント差で優勝を逃した。2011〜2012年はチームもマシンもとても重要な進歩を遂げて、今年も昨年同様に挑戦し、2013年の終わりは僕たちがお祝いしたいね」
★チャンピオンシップは20日後、オーストラリアで開幕する。
(日本語翻訳:MOKU / 伊語記事:2013年01月31日 Omnicorse記事より抜粋)
今年のカワサキは記事にもあるように、終盤でタイヤを保つ事が出来れば良い結果を出せると思います。SHOWAのサスペンションを使用するカワサキは他のチーム(OHLINS)に比べデータ不足のハンディがある様ですが、テスト結果ではポジティブな印象を受けますね。