なんか、企画が無理っぽいですけど。
でも実は、この企画にはとても重要な意味がある事をイタたわGP読者さん達はお気づきの事と思います。
この2人が、現在のイタリア最強ライダー2選手なんですねー。
その点を心に留めて、皆さんもアナリティックに参加してください。
『ロッシvsドヴィ、マシンを交換してバーチャル対決はロッシ優勢』
★2013年、ヴァレンティーノ・ロッシはドゥカティからヤマハ機に乗り換え、反対にアンドレア・ドヴィツィオーゾがテック3のヤマハM1からロッシ選手が最近まで乗っていたドゥカティ機に乗り換えた。
その結果、2012年セパンテストのドゥカティ&ロッシの方が、今年のドゥカティ&ドヴィよりも1秒453速かった。
★ヤマハ機で比較してもロッシ選手の方が上で、2013年ロッシ&ヤマハの2分00秒542に比べると、2012年ドヴィ&ヤマハは0.7秒以上遅い(ただし、ワークス機ではないが)。
★ホルヘ・ロレンソ選手を比較対象にした場合、2013年ロッシ&ヤマハはロレンソ選手に0.113秒遅れ、2012年ドヴィ&ヤマハはその年のロレンソ選手に1秒059遅れている。
★ニッキー・ヘイデン選手を比較対象にした場合、2013年ドヴィ&ドゥカティはヘイデン選手に0.093秒遅れ、2012年のロッシ&ドゥカティはヘイデン選手よりも1秒速い。
★結局、セパンを走る分にはロッシ選手の方がドヴィツィオーゾ選手よりも約1秒速いことが分かった。
ヤマハ | ドゥカティ | ロレンソと比較 | へイデンと比較 | |
ロッシ | 2:00.542 | 2:00.824 | + 0”113 | – 0”904 |
ドヴィツィオーゾ | 2:01.257 | 2:02.277 | + 1”059 | + 0”093 |
★このバーチャル対決、ドヴィツィオーゾ選手の不利な点を上げると…
・サーキット
ロッシ選手にとってセパンは6勝、表彰台8回、最速タイム8回の得意コースで、昨年はドゥカティに乗っていても2分00秒824のタイムをたたき出している。これは今年のM1機より0.282秒遅れのタイム。しかし、苦手コースもある訳で…例えばヴァレンシア等で、ロッシとドヴィツィオーゾ両選手は総合ランク争い接戦の末、そこで順位が入れ替わっている。
・マシン
ドヴィツィオーゾ選手は今回のセパンテストがデスモセディチ初乗りであり、一方、ロッシ選手は2012年には既にドゥカティ機2シーズン目。さらにドヴィツィオーゾ選手の不利な点はヤマハのサテライト(チーム・テック3)機での参加であったが、今年のロッシはワークス機だ。ルール変更に伴う1kgの違いは当然ながら両者とも同じ。
・怪我
昨年のセパンテスト時のドヴィツィオーゾ選手は10年に渡るホンダ時代を経て、ヤマハデビューを果たすには不完全であった。鎖骨の手術を終えてから僅か23日後の安静状態だったのだ。一方、ロッシ選手は体調万全で、冬期シーズンにはランチでトレーニング&フィジカルトレーニングを積んでいた。
(日本語翻訳:moku / 伊語記事:2013年02月11日 Motociclismo記事より抜粋)
この勝負、どう転んでもドヴィツィオーゾ選手の負けですね。
でも、不利な点を1つ1つ潰して行くと、あと0.5秒くらいは短縮可能だったかも。
あくまでもバーチャルの話ですけどね。