『レース1リザルト』
レース1
BMWのチャズ・デービスが最後尾からスタート。同選手はウォームアップで転倒しマシンにダメージを受け、修理がグリッドゲート閉鎖に間に合わなかった。一方、同じチームのマルコメランドリはスタート直前のウォームアップランでチェーン切断トラブル。マシンを押してボックスに戻ろうと試みるがマーシャルに止められ、レース辞退を強いられる。
レース開始後、カワサキのトム・サイクスがトップに出る。ホンダのジョナサン・レイ、そしてダビデ・ジュリアーノ、ユージーン・ラバティ、シルバン・ギュントーリのアプリリア勢が続く。サイクス選手がレイ選手より数メートル先行。一方、ジュリアーノ選手とラバティ選手が入れ変わる。レース3分の1の時点で、ラバティ選手がレイ選手をオーバーテイクし、レイ選手とギュントーリ選手との攻防戦となる。サイクス選手は既に独走状態で、後続グループとのギャップは5秒。
5番手ジュリアーノ選手の後ろをカワサキのロリス・バズが追い、10周目にはバズ選手が抜き去る。デービス選手が7番手まで挽回し、一方、ドゥカティのカルロス・チェカは9番手。その間に、ギュントーリ選手がレイ選手をオーバーテイク。
その後、レース中盤までは特にハプニングもなく、ギュントーリ選手がラバティ選手をオーバーテイクし2番手まで浮上。更にラバティ選手はレイ選手にもオーバーテイクされ4番手に。
残り3ラップを残し、このサーキットで4勝を上げているレイ選手がギュントーリ選手を抑え2番手に。バズ、ジュリアーノの両選手はポジションを保ち、デービス選手は独走で7番手。スズキのレオン・キャミアが病み上がりを克服し、9番手でチェカ選手を抑える。
最終ラップ、サイクス選手が独走で優勝。ギュントーリ選手がレイ選手を再オーバーテイクするも、レイ選手が即応戦し、最終的に2位を獲得。ラバティ選手はバズ、ジュリアーノの両選手を抑え4位でゴール。
『レース2リザルト』
レース2
サイクス選手がホールショット。ラバティ、レイ、バズ、メランドリ、ジュリアーノ、ギュントーリ選手らが続く。サイクス選手がすぐにリズムを掴む。ジュリアーノ選手がメランドリ、バズ、レイ選手らを次々にオーバーテイク。1ラップ目、サイクス、ラバティ両選手が後続の引き離しに成功。チェカ選手が10番手以下に後退し、一方、デービス選手は挽回に着手。5ラップ目にはメランドリ選手が6番手から後退し、ギュントーリ、デービス両選手が有利となる。そして6ラップ目には衝撃のシーン…ジュリアーノ選手が転倒し、同選手のアプリリア機が炎上(下記映像)。
レース中盤、サイクス、ラバティ両選手は既に他を引き離していた。ギュントーリ、デービス両選手はレイ、バズ両選手に追つき、表彰台を賭けての戦いを展開。13ラップ目、メランドリ選手がリアの不調に陥り11番手(チェカ選手の後ろ、バドビーニ選手の前)となる。中盤、各ライダーがタイヤの温存とライバルの出方を見る作戦に終始し、オーバーテイクを仕掛けるチャンスを窺う。15ラップ目、ギュントーリ選手がバズ選手をオーバーテイクし第2グループを牽引。次のラップではスズキのジュール・クルーゼルがメカニックトラブルでリタイア。
残り6ラップ、バズ選手が3番手に復帰し、その次の数コーナーでレイ選手がギュントーリ選手をオーバーテイク。19ラップ目、レースは熱い展開となり、ラバティ選手がサイクス選手へのアタックに成功、引き離しに掛かるが成らず。彼らの背後でもレイ、バズ、ギュントーリ選手らがオーバーテイク合戦を繰り広げていた。
最終ラップ、サイクス選手がラバティ選手に肉薄しチェッカーフラッッグを切るが、0.089秒差で及ばず。一方、0.042秒差でバズ選手がレイ選手を上回り表彰台3位を獲得。デービス選手が5位で終え、ギュントーリ選手とキャミア選手を抑えた。
『チャンピオンシップ』
(Source:レース1、レース2、2013年04月28日 Gpone記事より抜粋)
ダビデ・ジュリアーノのアプリリア機炎上
WSBK Assen 2013 – Giugliano CRASH, BIKE ON FIRE! 投稿者 motorsportvideo