『2013SBKアッセン:決勝レース主要選手コメント』
トム・サイクス(カワサキ)コメント
「スーパーポール獲得から始まって、我々にとって、ほぼ完璧な週末でした。シーズン開幕以降、活気がなかったけど進歩しましたよ。今は良い結果を出しきてる、今日はマシンも絶好調で、とてもコンスタントでした。レース2でユージーン(ラバティ)に抜かれた時、トップをキープするより後ろを付いて行って、後でアタックした方が簡単だって気づいたんですよ。最終ラップではツイてなくて、シケイン出口でオーバーテイクを仕掛けようとした時、縁石にぶつかってしまった事ですね。
レース1は最高で、可能な事は全部出来ました。冬期間は随分とテストをして多くを学び、今は手を入れていく為のデータがどっさりある。正直言って、自分一人でちょっと驚いてるんだけど…Ninjaは良い働きをしてますよね。ボックスでは凄いプロフェッショナル達が一緒に働いてくれてるし、ビクトリーパッケージを与えられ、このマシンなら思い通りに出来るんです。本当にそうなんですから。レース1で、ラップを重ねる毎にライバルとのギャップが広がっていくのは凄かったね。」
ロリス・バズ(カワサキ)コメント
「最終ラップは終わらないんじゃないかと思ったけど、僕はゴールを切る事だけ考えてたよ! ドライコンディションで、2レース共にトップ5に入って、表彰台にも上がった。だから、チームやマシンを僕のスタイルや身長に合わせてくれたカワサキスタッフらと一緒にお祝いしたいですね。レース1では、上位陣とバトルするには十分なリズムだなと思ったけど、何故かリアのグリップが無くて……多分、スタートでタイヤを十分暖めなかったからじゃないかな。こんな事は初めてだし、変だと思ったけど、とにかく、それで2秒程ロスしてしまった。でも、5位以内でレースを終える事が出来たし、レース2ではもっと上手く行きました。」
ユージーン・ラバティ(アプリリア)コメント
「ドライコンディション(を試す機会)があまり無かったのでレース1では問題が幾つか発生しました。実際、レース2の前にRSV4機に手を加え、これはリスクが伴うので通常はしない事なんです。結果、これが功を奏し、フィーリングもしっくりして…サイクス選手と伴走できなんて考えても無かったけどね。それどころか、彼のリズムを掴んだと言うか…いや、コース中に吹き荒れてた強い風を思えば、彼のラインに助けてもらったってところかな。残り4ラップでトム(サイクス)をオーバーテイクして引き離したのに、風に邪魔されて、また彼に付かれてしまいました。今日の勝利は重要で、チャンピオンシップ戦線にまた帰って来れました。アラゴンでの不運はなんとか忘れました。」
シルバン・ギュントーリ(アプリリア)コメント
「レース2の結果は残念、最終ラップのバトルが好きなんだけど、今回は無理だったよ。でもレース1では僕とレイ(ジョナサン)で見せ場を作る事が出来て、最後はレイが勝ったけど楽しめました。トム(サイクス)とレース2でのラバティのペースには全然付いて行けなかった。レース2はあんまりいい出来では無かったけど、チャンピオンシップでは他の選手に比べて有利に働いたし、これは重要な事です。特に、次戦のモンツァサーキットでは、アプリリアはいつも主役だったからね。」
チャズ・デービス(BMW)コメント
「今日はウォームアップで事故を起こして散々な出だしでした。路面温度が低くてフロントのコントロールを失ってしまったんだど、まさかダメージがこんなに酷いとは思わなかった。マシンがけっこう転がっていき、凄いダメージで、ウォームアップで壊れてしまうなんてかなりストレスでしたね。チームには凄く感謝しなければいけない。レース1に間に合うように驚異的な仕事ブリで、新しいマシン1台を組み上げてくれたんですから。凄いリザルトは期待してなかったし、ポイントを幾つか稼げればと思ってたから、7位は喜ばしいですね。レース2ではトップ5に入って…凄いリザルトとは言えないけど、あの時点ではこれ以上望め無いほどの結果でした。2レース共、出来る事はやりました。うちは手老いれなければならない所が少しあるし、他のライダーに比べ、どこが弱点かは分かってますから。幾つかの点ではマシンの調子はかなり良く、落ちるところもあるけど、特にモンツァに向けて改良して行かねばなりません。」
(Source:サイクス、バズ、ラバティ、ギュントーリ、デービス、2013年04月08日 Motoblog記事より抜粋)