『Yamaha MT-09:2014デビュー』
★MT-09には新開発の軽量コンパクトな3気筒の並列エンジンを搭載。
★排気量847cc、DOHC、4バルブ、4サイクル、シリンダー径78 mm x 59,1 mm、圧縮比11.5:1、吸気バルブ31mm、排気バルブ25mm。非常にコンパクトな燃焼室は各バルブの角度を26.5度とした。アルミニウム鍛造ピストンは直径78mm。
★同機は中央シリンダー軸を扁芯させたオフセットシリンダーを採用し(ヤマハ市販車初)、これには同社の『クロスプレーン型クランクシャフト』哲学の名の下に開発された。エンジンはFZ8と比較して10kg軽量化され、幅を狭めフレームのコンパクト化にも貢献している。
★マフラーは3 in 1を採用。スーパースポーツなコーナリングが可能な51%のバンク角に耐える構成で、管のスペースを考慮しオイルパンがデザインされた。燃料タンクは14リットル、ヤマハの公表では満タンで240kmの走行が可能。
★ヤマハの市販のスーパースポーツRシリーズに採用されているYCC-T(電子制御スロットル)搭載。
D-Mode Yamaha電子制御システムと、STD(スタンダード)、A(パワー)、B(ソフト)3種類の特性でマッピングが可能。
★乾燥重量171kg、アムミダイカストフレームは前後で2分割構成。
★左右比対称のスイングアームも同様にアムミダイカスト製、倒立フロントフォークは41mm、ストローク幅は137mmでFZ8に比べ7mm多くとられている。リアサスペンションはモノクロス式でダンパーはシート下に水平状に置かれ、重量を中央に集中させる。
★フロントディスクはダブルで直径298mm、4ピストンキャリパー、リアディスクは直径245mm。
★タイヤサイズはフロント120/70ZR17、リア180/55ZR17。
★カラーリングはDeep Armor、Blazing Orange、Race Blu、Matt Greyの4色から選べる。
★販売価格は約7,500ユーロ、ABSバージョンは約8,000ユーロと予想される。
Yamaha MT-09 2014マシンスペック
- エンジン型式 = 水冷4ストローク並列3気筒 DOHC 4バルブ
- 総排気量 = 847cc
- ボア×ストローク = 78.0×59.1mm
- 圧縮比 = 11.5 : 1
- 最高出力 = 84.6kW(115 PS)/10,000rpm
- 最大トルク = 87.5N・m(8.9kgf-m)/8,500rpm
- 始動方式 = セルフスターター
- 点火方式 = TCI
- トランスミッション = 常噛6段
- サイズ = 全長2,075mm×全幅815mm×全高1,135mm
- 車両重量 = 188 kg / ABS 191 kg ( 乾燥 171 Kg)
- シート高 = 815mm
- ホイールベース = 1,440mm
- 最低地上高 = 135mm
- キャスター角 = 25°
- トレール = 103mm
- タンク容量 = 14リットル
- Fタイヤサイズ = 120/70ZR17M/C (58W) (Tubeless)
- Rタイヤサイズ = 180/55ZR17M/C (73W) (Tubeless)
- Fブレーキ = 油圧式ダブルディスクØ 298 mm
- Rブレーキ = 油圧式ディスクØ 245 mm
(Source:2013年06月12日 Omnimoto 記事より抜粋)