SBK最年少ライダーのロリス・バズがイモラ戦後の近況を語りました。
『ロリス・バズ:目標はトップ5で終える事』
★スーパーバイク世界選手権でチームカワサキレーシングから参戦しているロリス・バズは若干20歳で、同選手権の最年少ライダーである。アッセン戦レース2で表彰台を獲得し、今年のボルドール耐久レースでは(Grégory Leblanc、Jeremy Guarnoniと共に参戦)みごと優勝。
★バズ選手が次のように語っている。
【イモラ戦では苦戦し、スーパーポールでは派手に転倒してたが体調はどう?】
「吹っ飛んだわりには大丈夫です!爪が割れて2カ所ねん挫しただけですから。足と手の指、それとあちこち打撲してあざができましたよ。」
【次戦まで少し時間があるが…】
「明らかに重要ですね。今週末はゆっくり休んで体調を整えて、来週からはモスクワ行きに備えて集中トレーニングに励みます。」
【シーズン前半の自己評価は?】
「満足してますよ。レース毎にポイントも獲得していて(フィリップアイランド戦を除いて)…カワサキの目標の1つでもありますから。表彰台に上がる機会もあったし、よく上位5位以内を賭けてのバトルが出来ているし。いまは少し前進してコンスタントにトップ3を目指さないといけないですね。イモラでは可能性があったけど、運に見放されてしまいました。モスクワで再チャレンジします。」
【マシンのフィーリングは?後半戦の目標は?】
「凄くハッピーですね。ZX-10Rは気に入ってるし、ライディングもとても楽しいです。乗り心地が良くなるようチームがハードワークをこなしてくれるてます。初めはフロントのフィーリングで苦労したけど、今ではそこがうちの強みになってると思います。更に前進する為、今は総合的にフィーリングを向上しなければいけないし、あとコンマ数秒縮めるだけで良い…最近のテストでかなり改善できましたしね。それらを単純にレースで1つにまとめれば良いんです。トップグループで走り続け、シーズン5位で終わる為に最大努力しますよ。」
(Source:2013年07月05日 Motoblog 記事より抜粋)
まずは先日のイモラ戦スーパーポールでの派手な転倒と言うか、ぶっ飛びと言うか…まあ大事に至らずにすんだのが幸いです。こちらが映像。
バズ選手は昨年のホアン・ラスコルズの大事故の後、代役としてSBKに参加し(5戦目のシルバーストーンから)、今年からフル参戦している訳ですが、若くして戦績は目を見張るものがあります。現在は総合6位で、チャズ・デービス(BMW)とジョナサン・レイ(ホンダ)に挟まれてサンドイッチ状態ですが、SBK四天王に近づくチャンスはまだまだ十分あるので後半戦も良い戦いをしてもらいたいもんです。
彼はフランス人ですがイタリア語もネイティブクラスであります。イタリアのテレビインタビューに答える姿は、気さくでノッポ(身長1m92cm)な好青年そのもの。ニックネームはBAZooKA……下の写真は2013年ボルドール耐久レースでの表彰台です。
そう、そしてバズ選手…
最近、レース中の事故で下半身不随となった女性ライダー、アレッシア・ポリータ選手を支援すべくヘルメットをオークションに出しています。SBKフィリップアイランド、アッセン、アラゴン戦で使用したものだそうで、締切りは7月13日。興味のある方は、こちらをどうぞ。