20年のキャリアを終え、10月半ばに引退を表明したカルロス・チェカ選手。
まずは、こちらが引退コメントであります。
★カルロス・チェカの引退コメント。
「今年は私にとって世界選手権参戦20年目でした。長く続けてこられた事を誇りに思っているし、これまで所属してき各チームとの思い出がどっさりあります。最良マシンで、より高い戦闘力で偉大なライバルらと戦うチャンスを与えてもらいました。私の目標は常に己の限界を見い出し、己の内側を見つめ、一ライダーとして、また一人の人間として成長し…それは危険を伴う行程を経なければ不可能な事であり、大いなる挑戦や感動が味わえ、偉大なライバルらを知り得る事でもありました。この長い道のりは2011年と言う最良の年に頂点に達したのです。
どんなスポーツ選手にも遅かれ早かれ訪れる瞬間があります…それは“もう充分だ”と口にする日です。今日、私にその日が訪れました…容易な事ではなく、長いこと熟考を重ね苦悩の果てに出した結論です。
オートバイレーサーのご家族の皆さん全てに感謝します。全てを可能にしてくれた方々、特にレーサーになってからずっと私を助け、応援してくれた方々、夢を追いかけさせてくれ、代え難い人生を続けさせてくれた方々に感謝します。
これからは新たな自分を見出していけるよう、ドゥカティでの新たなラウンドが始まります。刺激的であり、また時間も新たなメンタリティも要するでしょうが、自分の将来や今後、得られるであろう満足感に関しては自信を持っています。
今日、駆けつけてくださった皆さんに改めて感謝します。私にとって大変特別な…確実に感動的であり、忘れ難い一日のために手を貸していただいた事に感謝します。」
(Source:2013年10月18日 Moto.it記事より抜粋)
上のコメントを言った時に、こんな冗談も言ってたようですな。
★カルロス・チェカの引退インタビュー。
「1993年にバルセロナでデビューしたので、スペインで引退を発表するのが相応しいように思いました。
こんなに素晴らしい瞬間だと知っていたら、もっと早くに引退してたんですけどね(冗)。」
(Source:2013年10月19日 Gpone記事より抜粋)
あっ、そしてですね…
チェカ選手は長いキャリアのラスト4年間をドゥカティで過ごしたわけですが、引退後はドゥカティ親善大使を担っていくんだそうです。
そして、ねっとりインタビューはやはりスペイン『AS』紙サイトから。
★引退発表から数日後のカルロス・チェカのインタビュー。
「【10月15日は41才の誕生日だったが…】41才になったから引退したわけではないですよ。去年から考えていた事で…どこか疲れた感じでシーズンを終えたんですよ…引退を考えるようなね。ドゥカティから新パニガーレ機で続けるよう熱心に勧められ…技術的に期待できそうなプロジェクトでしたから。しかし大変厳しい一年となり、そのうえケガも負ってしまった。もう辞めるような状況でしたよね。正直なところ、もう精も根も尽き果ててました…参戦するって事に対してではなく、タイトル争いをすると言う事に対してね。
【パニガーレ機を乗りこなすところからスタートしたが…】4気筒マシンのために色々と条件付けさせられて、そして240馬力のパワーだって事が鍵ですよね。うちは2気筒1200ccの210馬力…そこが問題の80%を占めてますよ。こう言う状態でタイトル争いするなんて不可能だ。
【2014年にむけカワサキともう1社からオファーがあったと…】もう1つはアプリリアです…2011年にタイトルを取ったアルテア・レーシングの体制でね。その時は、その2社だけですね。カワサキは最良チームで、マシンを驚異的なレベルにしていたし…ワクワクしてたんですけどね。ただ、その後、事故に遭ってしまい、話は立ち消えてしまった。
【ホンダ/ヤマハ/ドゥカティでレース参戦してきたが、どれが一番?】自分が一番かなと感じるのは…一番しっくりくるのは、2011年SBKでタイトルを取ったドゥカティ機ですね。ちょっと野性的で、機転を利かせながら乗らなければならない…ホンダ/ヤマハの後では未体験だったと言うのもあるかなぁ。ホンダ2ストロークはヤマハのより好みでしたね。4ストロークになった時は、ヤマハにもドゥカティにも合いましたね…両方とも良い思い出がありますよ。ホンダの4ストロークにはないなぁ…800ccに乗ったんだけど、本当の最悪じゃないにしても、そのうちの1つと言えますね。
【ロッシ/ビアッジ/カピロッシと言うイタリア3大ライダーとチームを組んできたが…】メランドリもいますよ。
【それぞれ思い出が?】ヴァレ(ロッシ)にとっては最も完璧な1年に一緒に居合わせたんじゃないかなぁ…ヤマハが資金とテクノロジーを投入した時に移籍して来ましたからね。メランドリの時は違っていた。ビアッジとは一番難しかったですね…ボックスで彼と一緒にやって行くのは簡単なことじゃない。でも、僕らの関係は良好ですよ。カピロッシとはドゥカティで1年一緒で、マシンを2人で改良しました…けっこう最近の事ですね。」
(Source:2013年10月23日 Diario AS記事より抜粋)
メランドリ選手はSBK時代、チェカ元選手のスポンサーもやってましたからね。
さすがレーサー界の紳士、ナイスフォローですな!
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些細な事ですが一応お知らせです。
パニガーレは2010馬力あることになってますぜ(;゜゜)
ひぃぃぃ〜(感謝)