去年に引き続き、故マルコ・シモンチェッリ選手の追悼レースイベントが開催されていたのですが…
最も起きて欲しくない事が…起きてしまいました。
[下記写真はMediaset.itより抜粋]
★11月30日、故シモンチェッリ選手の追悼レースイベント『Sic Supermoto Day』が、ローマのラティーナ・サーキットで行なわれ、ドリアーノ・ロンボーニ元選手(上記写真)が走行テスト中に転倒し亡くなった。
★ロンボーニ元選手は転倒後、マシンに引っかかったままエスケープゾーンを越え、再びコース上に飛び出た際に後続していたジュリアーノ・ヴィッツィエッロ(管理人注:2004年欧州スーパーストック1000クラスで総合2位)のマシンにより轢かれた。
★事故発生時(管理人注:イタリア時間の13時50分頃)、後方を走っていたダニーロ・ペトルッチのコメント。
「ドリアーノがマシンに引っかかっていて…一瞬の事でした…ジュリアーノが轢いてしまったんです。」
★ジュリアーノ・ヴィッツィエッロのコメント。
「実際のところ、(ロンボーニ元選手の姿は)見えてませんでした。ただ、もの凄い強い衝撃を感じただけでした。」
★事故発生後、すぐにロンボーニ元選手に心臓マッサージが施されたが意識は戻らず、ヘリコプターで最寄りの病院へ救急搬送された。
走行テストは一時中止され、ライダーらが集まり続行の是非が話し合われた。
★14時45分(イタリア時間)
心臓および呼吸器官は自力で動いているが、挿管された状態。医師の診察は公表されておらず、走行テストも中止されたまま。
★15時05分
同イベントに参加していたマックス・ビアッジがコメント。なお1990年代、両選手はライバル同士だった。
「転倒したのを見て、すぐにマシンを止めたが、(ロンボーニは)動かないし、息もしてなかった。片足が不自然な方を向いていたので骨折しているようだったが、それは大したことではない。ムチャクチャな話だ…亡きライダーを追悼すべく集まったって言うのに、こんな事故が起きてしまって…。事故の経緯は2012年豪スーパーストック選手権でのオスカー・マッキンタイア(17才)の事故のようで…コースを横切って行ってね。」
★17時20分
ドリアーノ・ロンボーニ元選手死去が報じられる。
(Source:2013年11月30日 Gpone記事より抜粋)
『Mediaset』サイトの記事によれば、ロンボーニ元選手は搬送先の病院で脳内の血腫の除去手術が施されたものの、脳浮腫が致命傷となりお亡くなりになられたそうです。
また、ロンボーニ元選手のキャリアが簡単にまとめられていましたので、ご紹介します。
世界選手権へは102レース参戦し(125/250/500ccクラス)、優勝6回、表彰台22回獲得。SBKも12レース参戦。
そして、来季はチーム・イタリア(FIM主催)のモト3クラス・マネージャーをやることになっていたそうで、今回のイベントにはお子さん達を伴って参加していたんだそうです。
それから、今回の『Sic Supermoto Day』イベントなんですが…
12月1日(日)も続行されることとなりました。
マックス・ビアッジ皇帝様が次のようなツイートを上げております。
《パオロ・シモンチェッリ(シッチ父)に賛成する。彼が明日のラティーナでのイベントを続行すると決めた…3人の子供がいるロンボーニ一家を支援する為だ。
個人的には、今はロンボーニ一家を支援する事が最優先だと思う。》
Daccordo con Paolo Simoncelli si é deciso di fare la manifestazione Domani a latina per sostenere la famiglia di Romboni che ha 3 figli. ❤
— Max Biaggi (@maxbiaggi) 2013, 11月 30
Personalmente penso che in questo momento la priorità è aiutare la famiglia Romboni.
— Max Biaggi (@maxbiaggi) 2013, 11月 30
故ドリアーノ・ロンボーニ元選手とご家族の皆様へ
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
ロンボニ 記憶にあります。
イタリアンながら非常に硬派な人でファイト溢れるライディングをしてましたよね。
追悼レースで人が亡くなるなんて!
合掌
才能を無駄に散らせた最強ライダー【後編】:加藤・メランドリ・青木ほか
https://itatwagp.com/2011/01/26/motogp-56/
タグが違います。
あっ、ホントだ!
わざわざ有り難うございますね!!
いつも拝見しています。私の大好きなブログです。
これまでコメントした事はありませんでしたが、今回はひとつ気になったのでコメントさせていただきます。
私は高校生だった5年前からMotoGPを見始めたのでこの方は存じあげませんが、他のライダーの追悼コメントを読んで、さぞ偉大なライダーだったのだろうと思います。
もちろん誰であろうと全く関係は無いのですが、私自身もこの数年で2人のライダーの死を見ています。上記の事故の写真は一刻も早く削除された方がいいと思います。
心よりお悔やみ申し上げます。
こういう事故はもう起きてほしくありません。