『ブリヴィオ:ロレンソはロッシのせいで不安定』
★ダヴィデ・ブリヴィオ(スズキ・モトGPチームマネージャー)が、最近のホルヘ・ロレンソ不調についてコメント。
【ロレンソ選手のジャンプスタートのような酷いミスを見たことある?】
実のところ、ありますよ。1998年SBKラグーナセカ戦のスコット・ラッセルですね(管理人注:下に動画を付けときました)。ただ、あの時、ラッセルは体調面で最高の状態にはなかったし…なかなか好感の持てる話なんだが、実のところ本人はアメリカのホームレースで首位で2周走れたんだから嬉しかったと打ち明けてました…。まぁ、当然のことながら、これは状況が全然違うケースですけどね。ロレンソはチャンピオン候補だし、前戦が散々だったのだから、今回は雪辱戦にしなければならなかったわけで。勝てはしなかっただろうが、上手く切り抜け、重要なポイントを勝ち取らねばならなかったのだし…おそらく、緊張で葛藤してるんじゃないですか。特殊な状況ですよね…プレシーズンテストからあまりスカッとしていない…少なくとも、僕らが見慣れたいつものロレンソではない。カタール開幕戦でミスを犯し、今回もまたやってしまった。ちょっと挑発的な発言をしてみてもいいですか?
【どうぞ】
多分、ヴァレンティーノ(ロッシ)の戦闘力が回復した事が重荷になってるのでは…。ロレンソはマルケスが速いと言う事は勘定に入れていた…だが、ヴァレンティーノの速さは予想していなかった事で、そのせいで最近、不安定になってるのでしょ。ただ、実際に何がどうなってるかは本人のみぞ知る…でしょうけどね。
【つまり、そう考えた場合…高いレベルを保つのはそれほどまでに難しい事だと…ロッシ選手がドゥカティの2年間以外、96年から高レベルでいるのは例外的だと?】
1シーズンを通して高いレベルを保つのは難しい事です。それが出来る時のライダーは、かなりのエネルギーを使っている。ここ何年間かのロレンソは、それが出来ると言う事を証明してきました。少なくとも3年間は超ハイレベルのレースをしてますよね(編集部注:3年だけではなく、2009年以来、していると思う)。ミスも少なかったし、常に集中力も高かった。私はヴァレンティーノと何年か一緒に働いたが、各種状況において常にかなり『防水性』だったと言うべきでしょうね…ライダーと言うのは人間だから、プライベートでも色々とあるものでしょ…そして、それが何らかの影響を及ぼす可能性もある…ただ、彼の場合は常に『スポーツ選手の気性』を保っていましたね。ロレンソもそう言うところを証明してきてたが、今年はちょっと違いますよね。
(Source:2014年04月17日 Moto.it記事より抜粋)
そして、こちらがスコット・ラッセル選手のジャンプスタート映像です。
ラッセル選手の場合は、『ストップ&ゴー』のペナルティを無視して走り続け、最後は転倒リタイヤとなっております。
そしてロレンソ選手の方も、頑張ってますよ!!
Otro paso más… / Another step forward… pic.twitter.com/pbLMCoXeyJ
— Jorge Lorenzo (@lorenzo99) 2014, 4月 16
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イヤイヤ(^^;; そんなことはないでしょうw
たった二戦で、その結論に至るかな?
確かに、あのフライングは笑っちゃうようなミスだったけど。
転倒したけどカタールでの序盤の速さは、依然としてロッシとの実力差を見せつけています。
ロレンソの意識にあるのは、イマイチしっくりしないタイヤとマルケスの速さだと思います。
ロッシが完全復活したかはまだ結論が早いですよねぇ(^_^)
確かに今の所タイヤとマルケスが原因でしょう
只、カタールの転倒は多くのライダーに有り得た事ですし、ジャンプスタートは私は気合が入り過ぎていたんじゃないかと思ってます
まだ2戦目だし偶然が重なっただけかもしれませんし
しかし、もしこれに加えてロッシまで脅威になってくると今年はロレンソにとって厄介な年になるのかもしれませんね
僕の言いたいのはロッシの復調がロレンソの重荷になってはいないということですが、僅か二戦とはいえマルケスが連勝しているのは堪えるでしょうね。ロレンソに取っては。
この差を考え過ぎて焦りが無理を誘い、更に悪い結果を出さなければいいとは思います。
マルケスにしては現状では少し気楽なのではないでしょうか。
ロッシの復調は良いことですね。彼がまた勝つのを見たいですよ。