いや〜今回のマルク・マルケス選手の平泳ぎパフォーマンス…
素晴らしかったですね!
実に本人の個性に合っていて!!
では、その辺りも含めて、じっくりマルケス選手のコメント、行ってみますか。
『マルケス:すべて掌握されていた』
★アッセン決勝戦で、今シーズン8戦8連勝を遂げたマルク・マルケスがコメント。
【これで8勝目…今回の勝利は?】
「成績を出しつつ、切り抜けました…切り抜けなきゃならないような類いのレースでしたから。僕の目標は表彰台だったんですが、ウェットでもドライでも調子が良かったんで、優勝目指しエプッシュする事にしたんです。でも、レース中盤ではけっこうザワッとしましたけどね。」
【どの辺りで勝てると確信した?】
「こんなコンディションでは、絶対に分かりませんよ…でも、けっこう引き離せたなって分かったんで。序盤は100%の走りじゃなかったけど…タイヤを持たせたかったんでね。その後、雨が止んで、コースが乾いてきたんんで、レインタイヤを使い果たす事にしたんです…100%プッシュして、それからマシン交換しようと。交換後はけっこう大変で…転倒するとこでした。でも、2位まで追い上げた辺りでタイヤが温まったんで、気持ちも落ち着いてきて、勝てると感じました。」
【マシン交換の際、後ろを見ていたようだが…ドヴィツィオーゾ選手がいて驚いた?】
「誰が(ボックスに)入って来たのかを見たんですよ。当然、首位選手がレースを引っ張るわけだし、僕が入るのを見て、他の選手らも入って来たわけでしょ。こう言うレースだと、そうなりますよね。地面に足を付けずにマシン交換をしたら何秒ぐらいかかるのか知りたかったんです…僕は0.5秒ってとこでした。その後、僕がミスったんで抜かれてしまいましたが。」
【他の選手は、今日勝たなければもうマルケス選手には勝てないと言う感じだったが…】
「今日は厄介でしたね…悪条件の中でライバル達は少し狙ってきますよね…こう言うコンディションだと誰かが簡単にミスをするでしょ。ミスをするのは僕かもしれない。彼らは危険を冒さなければならないし…多分、今日は僕より速い誰かがいたら、そうできたかもしれない。次はザクセンリンクだし、天気予報はやっぱり厳しいから。シーズンを通して色々あるから、全勝なんて無理でしょうね。」
【似たような条件の過去レースを観て研究した?】
「こう言うレースって少ししかないでしょ…多分、2012年ヴァレンシア戦が最後のフラッグ・トゥー・フラッグかな。確かに、ちょっとは観ました。でも各レース、条件が違うから。一番にマシン交換するのがベストな作戦じゃない事もあるし、後から交換したら物凄くタイムロスする事もあるし…。ちょっと即興的ですよね。チームと一緒に作戦を立てた時は、パッと思いついたらやるって事と、チームとのコミュニケーションを明確にすると言う事です。」
【ゴールでの平泳ぎパフォーマンスは?】
「雨が強くなった時、ボックスで誰かが“今日は泳いで渡らないとならないな”って言ったんですよ。僕ら、かなり上手く泳ぎ切ったんじゃないかと思うです。レースを通してって訳じゃないけど…序盤はそんな感じだったし、けっこう上手かったんじゃないかと。僕、水泳ってあまり好きじゃないし、水の事は魚に任せてありますから。でも、ここでは良い泳ぎだったんじゃないですか。」
【フィリップアイランドでのフラッグ・トゥー・フラッグは話題に上がった?】
「話題に出なかったけど…フィリップアイランドのは完全に違いますから。あれは最初からフラッグ・トゥー・フラッグが義務づけられてたし…今回は各選手が好きなようにできたし。スタート時の新レギュレーションのお陰で助かりました。色々とはっきりしていたし、良く練られていたし、チーム全体が落着いていたせいで選手も落ち着けてね。お陰で操縦に専念できました。すべてを掌握できてました。」
【現在、ライバル陣に対して抱いている自信のほどは、どう影響している?】
「まぁ…どのぐらい自信があるかは重要で…ドライレースなら、おもなライバルは誰なのか明白でしょうから。でも、こう言うレースの時は全く分からないですね。ヴァレンティーノ(ロッシ)はタイヤで賭けに出て失敗していたけど…あれが上手くいってたら、多分、優勝してたでしょう。ホルヘ(ロレンソ)については、もう少し危険を冒してくるかなぁって思ってました。ダニ(ペドロサ)は常にかなりの安定度で…あの通り、表彰台ですよね。」
【ランキング2位のペドロサ/ロッシ選手と72ポイント差だが…もう、これで決定?】
「いえいえ、決定じゃないです。とんでもないですよ。2位と72ポイント差って言うのはなかなか有利だけど、シーズン前半で稼いだ72ポイントだから…後半で72ポイント挽回される可能性もあるでしょ。」
(2014年06月28日Diario AS記事参照)
え〜と、じゃ、一応、その平泳ぎパフォーマンスの映像付けときますね。
1分15秒ぐらいから泳いでます。
ちなみに、その後にやったTVカメラパフォーマンスはですね…
イタリ大手サイト『Gpone』によると、こう言う心境だったんだそうです。
★アッセン決勝戦後、マルク・マルケスのコメント。
【TVカメラマンとも一緒に優勝を祝ってたが…】
「あの瞬間に思いついたんです…最初から考えてたわけじゃなくて、観客でぎっしりのスタンドを見つけたんで、お祝いしたかったんです。」
(2014年06月28日Gpone記事参照)
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強い、強すぎる。ダッチウェザー関係なし。雨でも晴れでもドンと来い。2年目なのに横綱相撲。
それにしても、ウエットだったけど、レインじゃないから、チョット違うなぁと言うか、判るけど、なんて言うか。しっくり来なかったけど、なるほど、それで泳いでいたんだ。
次は、ロレンソ・ペドロサの両雄・鎖骨負傷で欠場し、その後を決定付けたドイツ、ザクセンリンク。ここから、4連続ポールtoウィンで、最終戦3位と失格以外は1位と2位しかない快進撃が始まる。(と言っても、それまでもイタリアでコケた以外、全戦表彰台なんだが。振り返ると改めて凄い。今年はもっと凄いんだから恐れ入る。)もう、苦手なコースも無いよね。
マルケスの連勝を引き続き見たい。歴史的連勝を見たい、見続けたい。 しかし、ロレンソ復活してくれなきゃ面白くない。去年のように巻き返して欲しい、余裕の勝利じゃ面白くない。ロッシもペドロサも絡んで白熱のバトルを展開して欲しい。その上で、記録を創ってもらいたい。