『ロッシ:午後セッションでは楽観気分が失せた』
★ザクセンリンク戦FP1を3位で、FP2を10位で終え、現在、総合FP6位にいるヴァレンティーノ・ロッシのコメント。
「FP1後は嬉しかったですね…マシンの手応えも良かったし、タイムも速かった…ユーズドタイヤでのタイムも良かったしね。楽観的になってたんですが…今はもう満足感は皆無ですね。」
【一体何があった?】
「気温が上がってきたら、思いのほか苦戦してしまって。フロントに堅めのタイヤ(※34)を履かなければならなかったんですが、マシンの方はそれを上手く使えるようなセットアップになってなくて…かなりアンダーステアになってしまいました。いくらか手を入れてみたが、問題解決には至りませんでした。順位が下がってしまってね…マシンを限界まで走らせられないんですよ。」
【次の手は?】
「明日は10位以内に入る事が重要だから。ホルヘ(ロレンソ)がそのタイヤを使って上手く行ってたから、不可能ではないんですよね。問題は僕にとってドンピシャのタイヤじゃないって事で…ミディアムの方が好みだが、3種類しかタイヤがないから…最大限に上手く使っていかなければ。マシンのバランスには確実に手を入れていくでしょうね。」
【予選の目標は?】
「最初の2列に入れるようにする事です。ここのコースでオーバーテイクは厄介だから。全く簡単じゃないって事は承知してますよ…特に今日の後だから。午後にはもっと良くなると期待してたのに…上手くいきませんでした。」
【アレイシ選手がFP首位で…プレシーズン中、ロレンソ選手はオープン機に興味があると言っていたが…】
「そうですね。ホルヘはその辺をプッシュしてましたね…もしM1機の燃料がもう4ℓ使えて、エンジンも12基、スーパーソフトタイヤも使えたら確実に戦闘力は上がるでしょう。ただ、(ヤマハの)日本人スタッフらは面目を大切にしてるんで、彼らにとってはレギュレーションの助けを借りて走るのは不公平な事だったんじゃないのかなぁ…自分達が下だと言う事を認めたようなものでしょう。僕はね、ファクトリー機で走れて満足してますよ…予選でオープン機を試してみたい気持ちはありますけどね…もし物凄く速いって言うならね。」
(2014年07月11日Gpone記事参照)
では、せっかくですからオープン機が良いと言っていたホルヘ・ロレンソ選手のコメントもちらっと見てみますか。
★ザクセンリンク戦FP1を2位で、FP2を3位で終え、現在、総合FP3位にいるホルヘ・ロレンソのコメント。
【プレシーズン中、オープン機を使用する事を提案していたが…】
「オープン機の電制システムは良さそうに見えるし、燃料が多くて、ソフトタイヤも使えたら…そりゃあ、もっと良いでしょうね。ただ、ヤマハに文句は言えませんよ…僕がシームレスを欲しがって、クラッチなしでギアを上げて行きたいって言ったら、叶えてくれたんですから。最大限の事をしてくれてますよ。」
(2014年07月11日Gpone記事参照)
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実際にオープン機に乗ったら
『 なんだこりゃ?全然速くねぇ!! 』
ってなるんじゃないですかね・・・
隣の芝は青く見える・・・・・・