モトGP『ブルノ決勝の経緯』
★ダニ・ペドロサ(ホンダ)が勝利を決め、開幕戦から続いてきたマルク・マルケスの記録を10連勝で止めた。ペドロサ選手にとっては最高峰クラスで26勝目、世界選手権キャリアでは49勝目となった。なお、ホンダはコンストラクターとしての11連勝を決めた。
ペドロサ選手のコメント。
「いつもこう言う風には行かないが、今日は全て上手く行きました。遂に、うちが高い戦闘力になって…マルクがあまり得意じゃないコースでね。良い仕事をしました…チームにとってビッグリザルトになりました。」
★リヴィオ・スッポ(HRCチームマネージャー)のコメント。
「ダニの事は本当に喜んでますよ。シーズン序盤は厳しかったから。誰かがマルクを倒さなければならなかったのなら、それがダニで良かったですよ。マルクは苦戦レースでしたね…明らかに100%の乗り心地ではなかったようだし。ボックスでマルクと一緒に理由を探っていきますよ。」
★2位ホルヘ・ロレンソ、3位ヴァレンティーノ・ロッシのヤマハ組。
ロレンソ選手のコメント。
「良いスタートを切ったが、ダニ(ペドロサ)にちょっと塞がれ、順位を落としてしまいました…その後は序盤ラップのハードブレーキングでリスクを負ってしまって。ミスってしまってね…ダニに抜かれた時はタイヤを上手く保たせようとしてたのだが、そんな事をしているべきじゃなかった…フロントのタイヤは上手く保ってたんだから。重要なのは、全コースでマシンのパフォーマンスが上がるようなものを見つけられたって事ですね。」
ロッシ選手のコメント。
「とにかく嬉しいですね…今朝は鎮静剤なしで走ってみたんですが、かなり痛くて…WUではタイムを落としてしまいました。昨日は不味い時に転んでしまってね…ペースを確かめなければならなかったのにね。序盤ラップは自分の調子が良く分からなくて…ホルヘにおいて行かれてしまった。マルケスを負かした事も、表彰台にまた上がれた事も嬉しいですね。また、タイトル争いの行方が分からなくなったんじゃないですか…なんちゃって(笑)。」
★4位マルク・マルケスはゴール後、「これからは自由になった気分です。」とコメントした。
★5位アンドレア・イアンノーネ、6位アンドレア・ドヴィツィオーゾのドゥカティ組。
★スタート前は曇天で、路面温度は下がっていた。
★カル・クラッチローはスリップ転倒後、最後尾でレース再開するがギアトラブルによりリタイヤ。ヨニー・エルナンデスは技術トラブルによりリタイヤ。
(2014年08月17日Gpone記事参照)
モト2『ブルノ決勝の経緯』
★エステヴェ・ラバト(カレックス)がポール・トゥ・ウィンを決め、バルセロナ戦以来、久し振りの優勝を飾った。今シーズン5勝目(すべてポール・トゥ・ウィン)。
ランキングも首位で、ランキング2位でチームメイトのミカ・カリオとは12ポイント差。
★2位はカリオ選手(カレックス)、3位サンドロ・コルテーゼ(カレックス)。
★イタリア勢トップはフランコ・モルビデッリ(カレックス)の8位。セッション序盤でロレンツォ・バルダッサッリが転倒リタイヤ。シモーネ・コルシはハードタイヤを選択し不利になる。
★ゴールまで後5周と言うところで雨が降り始める。
★サム・ローズ転倒リタイヤ。
(2014年08月17日Gpone記事参照)
モト3『ブルノ決勝の経緯』
★2005年から世界選手権にフル参戦し、133レースに出場してきたアレクシ・マスブー(ホンダ)が、同選手権キャリア初の優勝を決めた。
★エネア・バスティアニーニ(KTM)がかかと骨折にも関わらず、今シーズン2回目の2位を獲得(1回目はバルセロナ)。
バスティアニーニ選手のコメント。
「今、ヒリヒリ痛んできました(笑)。今日は表彰台に上がれるなんて思ってなかったんで、超ウレシいです。レースの間は右折のハードブレーキングが大変だったけど、マシンはほぼ完璧でした。」
★3位ダニー・ケント(KTM/ハスクバーナ)。
★アレックス・リンス(ホンダ)はラストラップを首位で通過した際に、ゴールと間違えて大喜びし、そのまま9位に下がってしまった。レース史には類似例が豊富で、例えば1992年ヘレス戦250ccクラスでキリ選手が同様のミスを犯し、6位でゴールしている。なお、その際の優勝者はローリス・レッジャーニ。
★ランキング首位のジャック・ミラー(KTM)は5位。ランキング2位のアレックス・マルケスとは23ポイント差。
★ホルヘ・ナバッロとジョン・マクフィーが接触、両選手とも転倒。
(2014年08月17日Gpone記事参照)
ついにマルケス連勝ストップですかー
完全に調子悪そうだったもんなーセットアップミスぽかったけど。
ドラマの結末としてはちょっと退屈だったな。優勝争いの末に敗れるとかじゃないと。まあ3人とも勝ったのが良かったか。しかしならび順も順当だなあ。