ブルノ決勝レースの翌日の月曜日に行なわれたモトGPテストなんですが…
実は、ローリス・カピロッシ大先生も出動しましてね。
今回はオープン機のテストをしておりました。
あっ、タイムの方はですね…こちらをご参照ください。
『カピロッシ:肘擦りって良いもんだね』
★8月18日にブルーノサーキットで行なわれたモトGP公式テストにローリス・カピロッシが参加し、カレル・アブラハムのホンダRCV1000R機およびアレイシ・エスパルガロ&アレックス・デ・アンジェリス(コーリン・エドワーズ後任)のヤマハ・オープン機を試乗した。
★カピロッシ元選手が本格的なテストに参加するのは久し振りで、2012年のヴァレンシアテストでホンダ機およびヤマハ機を試したのが最後。
★カピロッシ元選手のコメント。
「体力的にはイカレてきてすね(冗)。肉体的な頑張り具合は100%ってとこかなぁ…でも、あまり危なくないよう70パーセントぐらいのプッシュに抑えときました。マシンを転倒させるようなリスクは冒したくなかったんでね。」
【セットアップもライディングポジションのモディファイもなく、2分00秒649を記録していたが…】
「そうですね…ハンドル位置さへ変えなかったですね。アレイシ(エスパルガロ)のマシンに乗った時なんか、シートに腰かけさえしませんでしたね!」
【テストの方はどうだった?】
「実に楽しかったね!モンテカルロの自宅にオートバイはどっさりあるんですよ…ドゥカティ3台で、そのうちの1台は実際にレースに出たやつ。それからホンダが何台か…世界選手権タイトルを取った125ccもあるね。でも、思い出の品で…コースで走る事はないから。」
【タイム的には復帰が可能だが…】
「(ちょっと沈黙してから)レース参戦はないですよ…テストは有りだけどね。モトGP機に乗るって言うのは、いつだって脅威的に嬉しい事で。」
【最後にレース参戦したモトGP機は2011年のドゥカティ・プラマック機だったが…】
「あれは脅威的な進歩があったマシンでね…実に強い走りになって、なおかつ操縦もしやすくなってね。」
【今回のテストで乗ったマシンで気に入った点は?】
「ホンダRCV1000R機のエンジンが実にソフトで…まろやかな走りでね。」
【出走する度にテレメータの質問にも良く答えていたが…】
「一番びっくりしたのは、電制システムの進化具合だね。馬力もスピードも上がってるってのに、これらのマシンは実に操縦しやすくなってるんですよ。今日、僕は左肩に問題があって絶好調ってわけじゃないのに、それほど大変ではなかったんですね。」
【良いバンク角だったが…】
「良かった?今まで肘擦りってした事なかったんですよ…でも、こう言うマシンだと簡単だねぇ!ちょっと身を乗り出したら、もうズルって擦っちゃって!」
【ひとえにタイヤのお陰?】
「もちろん…ちょっとはそうですね。脅威的なグリップだし…ただ基本的には、現在のモトGP機がトラクションを稼ぐため荷重をかなり後ろの方にやってるからでしょう。そのためフロントに荷重を持ってこようと思ったら、前の方にかなり寄って操縦しなければならない。これも新ライディングスタイルの理由の1つでしょ。」
(2014年08月18日Gpone記事参照)
[amazonjs asin=”B00HLEPRKQ” locale=”JP” title=”BERIK RACING GLOVE CAPILEX’MODEL BLACK SIZE:2XL ○G-9316-BK”]
さて、その最近のマシンの荷重についての話なんですが…
どちらかと言うとカピロッシ世代の方に近いロッシ選手も、こう答えております。
【カピロッシ氏がヤマハ&ホンダのオープン機を試乗し、後ろに荷重があると言っていたが…】
「5〜6年前からそう言う傾向にあって…ブリヂストンタイヤのお陰ですね。僕らみたいな旧世代ライダーは、もっと前の方にあるマシンに慣れてるから。でも、このタイヤは滑らないようにするには加速時にもの凄い加圧が必要なんですよ。」
(2014年08月18日Gpone記事参照)
[amazonjs asin=”B00EP942B0″ locale=”JP” title=”ロスジェネの逆襲”]
タイヤのおかげ…
2年後のミシュランではどうなっちゃうやら。鬼が抱腹絶倒するくらい気になります。