モトGP『シルバーストーンFP4・予選1・2の経緯』
★[予選2]マルク・マルケス(ホンダ)が今シーズン10回目(世界選手権キャリア47回目)のPPを獲得した。ペース面では平均2分02秒で安定して周回したのはマルケス選手のみ。
マルケス選手のコメント。
「PPも嬉しいし、マシンへのフィーリングも嬉しいです。今朝の転倒は僕のミスで…ハードブレーキングが遅すぎたんです。PP獲得は重要だったんですよ…明日は良い日になってくれると良いんですが…僕は全力を尽くす準備はできてます。」
★[予選2]アンドレア・ドヴィツィオーゾが3回連続で予選2位を獲得(ドゥカティ、+)。ミディアムタイヤでも2分02秒を出している。
ドヴィツィオーゾ選手のコメント。
「レース毎に近づいて行ってますね…特に、ペース面がね。ここ2戦では予選で上手く行ってます。ここは良い周回ができるってわかってましたが。打倒マルク(マルケス)は、いつだって挑んでますけどね…それほど望みはないですね。ミディアムタイヤで良いペースで走ってるんで、当然のことながら満足してますよ。でも、路面の陥没がね…常に転倒のリスクがあって…あと、天候がどうなるかですよね。でも、良い仕事ができましたよ。」
★[予選2]ホルヘ・ロレンソがセットアップに問題を抱えながらも3位(ヤマハ、+)。このセットアップ問題は今週末、ヤマハボックス内で大きな問題となっている。この3位タイムはフロントにレースには不向きなエクストラソフトタイヤを履いて出したもの。
なお、チームメイトのヴァレンティーノ・ロッシは6位(+)。
ロレンソ選手のコメント。
「フロントに一番ソフトなタイヤを使って、サスペンションの問題を解決したが…明日のレースでは使えないから…完走できませんからね。まだ改良しなければならない箇所がいくつかあるし、去年のように上手く行ってないですね。でもファーストロースタートはポジティブですね。」
★[予選1]最初のタイムアタックが終わる前に、白地に赤十字の小雨フラッグが出されたが、ほとんどの選手がスリックタイヤのまま走り続けた。
スコット・レディング、アルヴァロ・バウティスタが予選2へ昇格。
(2014年08月30日Gpone記事参照)
モト2『シルバーストーン予選の経緯』
★ヨハン・ザルコ(スッター)が2分07秒094を刻み、今シーズン初のPPを獲得。ザルコ選手がPPを獲得したのは、2011年オーストラリア戦以来、ほぼ3年振り。
ただし、2013年にナカガミ選手が出した記録には及ばなかった。
ザルコ選手のコメント。
「もの凄い喜びですね。レースでもマシンに今のフィーリングが抱けたら良いんですが。あいにく、モト2クラスで予想を立てるのって凄く難しいんですよ。今この瞬間は、記念となるこのリザルトを味わっていたいです。明日になったらレースの事を考えます。」
★2位はミカ・カリオ(カレックス、+0.373)。
★3位はシモーネ・コルシ(カレックス、+0.393)。今シーズン、モト2クラスでイタリア人選手がファーストローを獲得するのは初じめて。
コルシ選手のコメント。
「もちろん、大変満足してます。もの凄いリザルトでした…チームの全員に相応しいリザルトです。完璧な仕事を進めてくれました。今度はレースの事を考えねば…ただ、どのタイヤにするかまだ全然はっきりしてないんですが。当然、ソフトタイヤなら良いグリップは出るでしょうね。」
★ランキング首位のエステヴェ・ラバトは4位(カレックス、+0.538)で、チェッカーフラッグを通過した際には実に口惜しげだった。
★FP3で転倒したナガシマ選手は全治3か月になる模様。脛骨および腓骨の骨折に加え、臀部も負傷している模様。
(2014年08月30日Gpone記事参照)
モト3『シルバーストーン予選の経緯』
★アレックス・リンス(ホンダ)が2分13秒112を刻み、今シーズン3回目のPPを獲得した。
★2位はニッコロー・アントネッリ(KTM、+0.112)で、今シーズン3回目のファーストローを獲得。
★3位はアレックス・マルケス(ホンダ、+0.338)。
★ペース面に関しては、上位4選手が軽々と2分13秒後半で周回を重ねている。特にリンス選手は0.2秒ほど後続選手を引き離している。
★イタリア勢は他にエネア・バスティアニーニがFP3の23位から2秒以上も削り、4位へと浮上(KTM、+0.599)。
ロマーノ・フェナーティはFP3の自己タイムより0.2秒以上落ち、22位(KTM、+1.890)。チャタリングが問題。
シシス後任のアンドレア・ミーニョは21位(マヒンドラ、+1.878)。
★ランキング首位のジャック・ミラーは8位(KTM、+1.072)ながら、一見、笑顔で落着いた風。
(2014年08月30日Gpone記事参照)