モトGP『アラゴンFP3の経緯』
★マルク・マルケスがリアにハードタイヤを履きながら首位タイム1分48秒123を記録した。ペース面も無敵で、気温がまだ低い中、昨日の自己タイムより0.2秒削ってみせた。2回のロングランをこなし(10周と9周)、最初はミディアムで2回目はハードを試していた。ペースは新タイヤでは1分48秒前半、タレてきて1分49秒と、ライバル陣に比べ平均1秒以上は速い。今のところレース距離では無敵で、チームメイトのダニ・ペドロサ(7位、+0.510)さえも接近できない。
★GP14.2機を駆るドゥカティ組は相変わらず好調で、2位アンドレア・イアンノーネ(FP総合3位)。イアンノーネ選手はスーパーソフトタイヤを使用し、FP2より0.4秒ほど削ってみせた。4位アンドレア・ドヴィツィオーゾ(FP総合2位)は昨日の自己タイムより0.1秒遅い。
両選手ともレースで必須のミディアムタイヤでのペースを伸ばしていくのみ。
★1位〜12位ヨニー・エルナンデスまでのタイム差が0.9秒台。
★ミザノ前戦で今季初優勝を飾ったヴァレンティーノ・ロッシが11位(ヤマハ、+0.821)で、初の予選1参加となる。ロッシ選手は各セクターで苦戦し、特にT1セクターが酷く、セッション終盤には第1〜第2コーナーの方向転換でハイサイドを起こしかけていた。
★ヤマハファクトリー組はロレンソ選手も8位(+0.591)と不調で、ロッシ&ロレンソ両選手ともに昨日からグリップ不足とマシンが動き過ぎる事を嘆き続けている。ペース面も1分48秒後半から1分49秒前半と、揺れ幅が大きいが、ロレンソ選手の方が若干上である。
★ヤマハ・テック3がなかなか好調で、ポル・エスパルガロが3位(FP総合4位)、ブラッドリー・スミスが6位(FP総合6位)。ヤマハ・オープン機を駆るアレイシ・エスパルガロはぎりぎり10位(+0.677)で、予選1行きを免れた。
(2014年09月27日Gpone記事参照)
モト2『アラゴンFP3の経緯』
★昨年のモト3チャンピオンことマーヴェリック・ヴィニャーレス(カレックス)が1分53秒755を刻み、首位に立った。なお、2011年にマルク・マルケスが出した記録から0.2秒削ってみせた。
★2位はヨハン・ザルコ(スッター、+0.085)。
★ランキング首位のエステヴェ・ラバトは自己タイムを伸ばせず、3位(カレックス、+0.123)。
★イタリア勢トップはフランコ・モルビデッリの6位(カレックス、+0.436)。
★転倒はコルテーゼ/ポンス/ワロコーン選手らで、ケガはなし。シモーネ・コルシ代役のフロリアン・マリーノも同様。
(2014年09月27日Gpone記事参照)
モト3『アラゴンFP3の経緯』
★気温は15度と、まだ低い。FP3はフアンフラン・グエヴァラ(カレックスKTM)が直線コースで後追いしたお陰もあり、1分57秒930を刻んで首位に立った。なお、モト3クラスのベストラップが更新された。
★FP2で好調だったホンダファクトリー組は、アレックス・リンスが2位(+0.737)、アレックス・マルケスが3位(+0.742)。
★ランキング首位でFP1も首位だったジャック・ミラーは4位(KTM、+0.774)。
★イタリア勢トップはエネア・バスティアニーニの12位(KTM、+1.290)で、FP総合順位は9位となった。
ニッコロー・アントネッリはマシントラブルにより、FP3不参加。
(2014年09月27日Gpone記事参照)