『ロッシ:最も大きな問題はホンダ…』
★カタール開幕戦モトGPクラス、FP1で9位だったヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハファクトリー、+0.881)。カタールテストで嘆いていたリアタイヤのグリップ不足は、その後、解決されなかった模様。
★ロッシ選手のコメント。
「満足してないです。テストの時に使ったのとは違うものを用意して、ちょっとテストしてみたんだけど…でも、結果はかなり違ったものになってしまって。むしろ、テストの時の方が上手く行きましたね。」
【ヤマハのリアには問題があると…】
「テストではコーナー進入の際、マシンは後ろの方が暴れてたんですよ。だから、別のショックアブソーバーを試してみたんだけど、ちょっと苦戦してますね。けっこう遅くて、リアタイヤがかなりぼろぼろになってしまって…4〜5周も走ると、マシンがかなり暴れ出して。それって、つまり、セッティングが上手くいってないってことで…特にコーナー進入で苦戦してしまうんですよ…あまりにも滑るもんだから。」
【明日はFP2とFP3と…2回あるが…】
「今日のFPは本当にけっこう厳しかったですね。今日、FPが1回しかなかったって言うのが惜しかった。これからデータを良くみて、改善するにはどうすべきかを把握しておかないと。明日のFPは2回ともかなりタイムを上げて、予選2へ直行できるよう上位10位以内に入らないと。」
【最も大きな問題点は…】
「テストの時は、最終的にちょっと良くなったんですよ。今日は他のセットアップをするようにしてたんだけど、上手く行きませんでしたね。今日のFP1は良いニュースと悪いニュースの両方がありましたね。良い方は、ロレンソが強い走りをしていて、ペースも良かったってこと。悪い方は…あのホンダ2機ですよ…今日は本当に大きな差を付けてたでしょ。1分55秒後半ペースで走るなら、レースでは悪くはないと思うんだけど…ホンダ相手に、それで足りるもんなのかどうか。ここは本当に速いコースなんで…エンジンが重要なんです。僕もホルヘも直線コースで遅くって…多分、最終コーナーの立上がりが上手くいってなくて…そのせいで失速してしまうんじゃないかなぁ。」
(2015年03月26日『Motosprint』記事参照)
(2015年03月26日『Omnicorse.it』記事参照)
ちなみに、ヤマハ機のリアのグリップが足りないのは、例の新シームレスギアボックスは関係ありません。
【メルマガ22号 2015年03月27日 発行】
【2015年カタールテスト内輪話 その2】
●ヤマハ不調、新シームレス・ギアボックスのせいではなく…
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