MotoGP

ロッシ優勝『その年齢で、どうやってそのレベルを保っていられるの?』2015 カタールGP


『ロッシ:1、2を争う良いレース』

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★3月29日、カタール開幕戦。FP/予選では不調続きだったヴァレンティーノ・ロッシが、決勝レースではドゥカティ陣と熾烈な抜き合いを繰り広げ、見事、優勝した。

★表彰台には、2006年以来久し振りにイタリア人選手が3名並んだ。

★ロッシ選手のコメント。
「いつもの好レースの中でも、今日のは一番でした。今回は出だしが最高とは言えなかったって思うとね。第1コーナーでは、皆、かなり攻撃的だったから…まるで、あの瞬間にタイトル獲得が決まるんじゃないかって思えるぐらいアグレッシブでね…僕はちょっとぼんやりしてしまって、気づいたらけっこう後ろの方でしたね…10位ぐらいかなぁ。でも、その後、リズムを掴んで…(第4ラップで)ペドロサとエルナンデスを抜いてからインパネを見たら、良いタイムを出してたのね。マルケスは後ろに居るって分かったし、こりゃあ、優勝できるチャンスだ〜ってね。ドゥカティ組に追いついた時、直線コースでは向こうの方が上だって分かったんだけど、でも、もしドヴィツィオーゾを抜けたら、こっちがちょっと有利になるって分かってたんですよ…T3/T4セクターでは僕は最強だったから。最終コーナーで…ドゥカティ機のエンジン音が聞こえなかったんでホッとしましたね。」

【驚異的な周回を重ねていたが…】
「そうですね…良い戦いの中でも、絶対に一番良かったね…2006年ムジェッロ戦でカピロッシと戦った時とか、2009年バルセロナ戦でロレンソと戦った時に匹敵するんじゃない。3〜4回、転倒しかけましたよ。そして、イタリア人3人で表彰台でしょ…そんなこと、最後はいつだったっけ…あの時も、僕、入ってたんですよね(※2006年茂木戦、カピロッシ、ロッシ、メランドリ)。」

【ここ最近はスペイン勢と競り合ってきたが…ドヴィツィオーゾ選手との戦いの方はどう?】
「今も言ったけど、今回のは一番上の方に入れますよ…僕のキャリアの中でも1、2を争う戦いだった。ドヴィは本当に頭のいいライダーで…アグレッシブだし、優勝する気満々だし。本当に素晴らしかった。」

【上位陣の中でフロントにハードタイヤを選んでいたのはロッシ選手だけだったが…優勝の決め手となった?】
「どうなんでしょうね…完走させる手助けとして、あれを選んだんだけど…良いチョイスだったと思いますよ。」

【マルケス選手がトラブっていなくても、ロッシ選手は優勝できていた?】
「それは問題なく、そうでしょ。とにかく、マルケスは挽回できなかったわけでしょ。でも正確に答えるならば、レース映像を観て、データを分析してみないと。とにかく、ここはヤマハ向きのコースなんですよ…レースになると特にね。ヤマハM1機は去年と比べて、それほど変ってはいないんだけど、ブレーキングが改善されたんですよ。ギアも良くなっていて、機敏でね…全体的に見て、戦闘力は上がってるでしょ。各マシン、長所短所があって、それぞれの長所を最大限に生かすようにしないと。」

【レース前に、『4強(ロッシ、マルケス、ロレンソ、ペドロサ)』ではなく『6強(先の4名+ドヴィツィオーゾ、イアンノーネ)』だと言っていたが…その通りだった?】
「確実に、そうですね。今回はホンダ機が予想より悪かったが、ドゥカティ組を入れて全部で6選手ですね。何年か前…ストーナーやロレンソが制覇していた頃に比べ、レースは魅力的ですよね…しょっちゅう最終コーナーまで引っ張って行ってね。」

【最後にカタール戦で優勝をした時のこと、覚えてる?】
「2010年のカタールね…勝ったけど、その後が散々でね…その数日後にモトクロスで肩を痛めてしまったんですよ。それから、ムジェッロで足を骨折して…そして、ドゥカティと契約してしまって…」

【ドゥカティと言えば…ロッシ選手が良い戦いをした時って、相手がドゥカティ選手のことがけっこうあるのでは…】
「そうなんでしょうね。ドヴィとは良い競合いだった…他の選手と同様、僕を倒すってことを特に重要視してるんですよね…僕にも同じことが言えるけど。」

【その年で、どうやってそのレベルを保っていられるの?】
「基本は、僕が抱いているオートバイへの情熱だと思いますね…これって、それほどアスリートって感じのスポーツじゃないし。きちんとした生活をしていたら、最高レベルを維持できるでしょ。一番大きいのはモチベーションかな…それから、集中力ですね。」

(2015年03月29日『Moto.it』記事参照)
(2015年03月29日『Moto.it』記事参照)


長年の宿敵ことマックス・ビアッジ皇帝様も、今回は手放しで称賛しております!!

《おめでとう、ヴァレンティーノ・ロッシ、36才で本当に凄い強い走りだよ。ドヴィツィーゾとイアンノーネも立派、表彰台は100%メイド・イン・イタリーだね》



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POSTED COMMENT

  1. gardner_1987 より:

    皇帝様の賛辞が本音!

  2. Camille より:

    GPの最高峰クラスでは、開幕戦で優勝したライダーがチャンピオンになる確率が圧倒的に多い、と聞いたことがありますが……。
    もしかして、今年のチャンピオンは……。

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