ロッシ7位『まだ金曜日だし…』2015ザクセンリンクGP

『ロッシ：優勝候補はマルケスだが、まだ金曜だし』

★7月10日（金）、ザクセンリンク戦FP1では2位と好調だったヴァレンティーノ・ロッシだが、FP2では問題が生じ、FP1の自己タイムより0.057秒下回り、7位で終えた。

★ロッシ選手のコメント。
「出だしはすぐに良いセッティングで始めたんだけど、その後、伸ばしていくことができず…でも最終的には、けっこう満足いく出来栄えだったんですけどね。
FP2でちょっとモディファイしてみたんだけど、気に入らなくて…最後の出走まではね…最後の出走ではスピードもあったし、安定してたし。7位にしかなれなかったのは、最後、新タイヤを履いてた選手もいたし、スーパーソフトタイヤを履いてたのもいたし…僕の方はずっと最初の出走の時ので走ってたんで。結局のところ、うちのベースは良いって言えるでしょう…ただ、まだ必要な作業が山積みでね。レースで高い戦闘力を得るには1分21秒後半で走らないと…FP2の時みたいな1分22秒前半じゃ駄目ですよ。」

【FP1とFP2では何が変わったの？】
「気温が低い方がマシンは操縦しやすいんですよ…固めのタイヤだと状況がちょっと厄介になってしまって…ヤマハ機はリアの方が良く滑るんでね。」

【では、天気予報の通り、気温が上がったら、問題は増加する？】
「いいえ…それほどのことはないと思うんですよ。もし暑くなったら、右折コーナーは良くなるでしょう…状況はもっと確かなものになるでしょうね。」

【ところで、あの悪名高き第11コーナーは…下りの高速右折コーナーはどう？】
「あそこでは本当に注意してないとね…でも、他の年に比べると随分良い感じですよ。フロントの非対称タイヤがけっこう良い感じで働いてくれてるみたいだし…でも、大きな違いはないんですけどね。」

【倒すべき相手はマルク・マルケス？】
「彼は2009年から、ここでずっと優勝してるんで（※正確には2010年からです）…そう言うのは精神的に支えになってくれるもので…ここではいつもより強いって感じてるでしょ。そのうえ、マシンへの信頼感も取り戻したようだし…FP2では本当に強い走りをしてましたよ。でも、サプライズではないし…ああ言う戦闘力の高さは予想してたんで。これまでのネガティブ期間を経て、今回はやる気満々のようだし、ここのコースは彼もホンダ機も常に調子良いですからね。最終的には、新タイヤでタイムを出してたようだけど、今のところ彼のペースは追随しがたいですよ。でも、まだ時間はあるし…良く考えて、FP3ではトップ10入りし、予選に向けて念入りに準備していかないとね。」

【オースティン決勝戦のように、マルケス選手がダントツ1位で、あとの選手は2位争いをするしかなくなるかも？】
「まだ金曜日ですからね…そう言ってしまうのは早いでしょ。それに、ここはペドロサも速いんだし…オースティン戦の時は欠場してたしね。だから、倒すべきはホンダ2機でしょ。でも、それほど離されているわけでもないし。ホルヘ（ロレンソ）がけっこう彼らに喰いついてるんで、僕もそうしないと。」

（2015年07月10日『Moto.it』記事参照）

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