ペトルッチ彼女が語る前編『お祝いはコーラとハンバーガー』2015シルバーストンGP

『イレーネ・サデリーニが語るダニーロ・ペトルッチ』

★8月30日（日）、シルヴァーストーン決勝レースでグリッド18位スタートのダニーロ・ペトルッチ（24才）が、ヴァレンティーノ・ロッシに続き2位でゴールした。

★ペトルッチ選手は2012年より3年間、CRT機でモトGP参戦を続け、今年よりドゥカティ・プラマックからドゥカティ機で参戦している。現在、総合8位。

★ペトルッチ選手と交際しているイレーネ・サデリーニさん（イタリア衛星放送『SKY』でモトGP中継の司会を担当）が、今回のリザルトについて次のように話した。

【2人の交際はどんな風にスタートしたの？】
「2人とも、けっこうピリピリしてたんですよ…仕事とプライベートを混同したくなかったんで。直接会いたかったんですけどね…実際に2人っきりで会うまで、2ヶ月ぐらい電話だけで交際してました。仕事上、互いの電話番号は知ってたんですよ。その後、やっと2人で会って、本格的に付き合い始めて…もう1年半になります。新聞記事に出ていた通り、現在はモンテルーロの町で一緒に暮らしてます…ペーザロの近くですね。」

【今回、ペトルッチ選手は優勝を逃して後悔している？】
「いいえ、全然…優勝したのは世界タイトル9回獲得のチャンピオンなんですから。追いつくのは不可能でしたね。ダニーロはウェットが得意で、それは本人も自覚してたんですけど…前にいるのはヴァレンティーノ・ロッシなんだって分かってたって話してくれました。正直な気持ちですよね。7秒差から1.4秒差にまでなって、自問自答してたって言ってました…『一体なんでこんなにヴァレンティーノ・ロッシに追いつけるんだろう？』って。自分がもの凄い強い走りをしていると…それと同時にもの凄い危険を冒していることに気づいたと。後ろにいるのはアンドレア・ドヴィツィオーゾ…特にウェットでは強靭なライダーの1人でしたからね。転倒するか、一生に一度の大舞台を演じるかのはざまで…表彰台を獲得するってことで両方を手に入れたいと思ったんだそうです。」

【2人でお祝いした？】
「実は、まだなんです…今回のリザルトは反動が大きかったもんですから。彼は今年ずっと表彰台を獲得したがってたんですが、このレースならって言うのを予想はしてなかったんです。彼が呆然となってしまって…どれだけのことを成し遂げたのかピンとこないって感じでした。2人ともよく寝てないんですよ…アドレナリンが出っぱなしだったもんですから。（お祝いに）唯一した贅沢は、日曜のレース後、夕食にコーラとハンバーガーを食べたことですね。」

【なぜそれが贅沢なの？】
「2人とも最後にハンバーガーを食べたのはオースティン戦の時ですから。家では野菜をどっさりと魚を食べてます…それから、相当な量の米と果物もたくさん。2人でダイエットをしてるんですよ…あまり過激じゃないやつなんですが。しょっちゅう料理番組を観てますね…彼の影響でアメリカやイギリスの料理番組も観るようになって…ちょっと創作料理ができるようにね。幸い、冬のオフシーズンはグルメ料理バカンスになりましたけどね。」

【こう言うリザルトが取れると思っていた？】
「（シルヴァーストーンの）日曜のレースで雨が降り始めた時、互いに無言で顔を見合わせました。彼は表彰台のことを考えてたでしょう…確信はありませんけどね。そう言うことは言わないタイプなんですよ…かなり控えめだし、それに内気だから。特にグリッド18位スタートだったでしょ…だから、5位でも好結果でしたからね。日曜のレースで私が無口になってしまう時があって…でも、雰囲気でいつもよりピリピリしているって言うのが分かるんですよね…おかしな話なんですけど、彼が私を落ち着かせようとしてくれるんですよ。でも今年は、彼が上位陣と渡り合えるかもしれないのはウェットコンディションだけですからね。ドライだと、転倒しないようにして、10位以内争いでしょ。」

［　後編に続く　］

（2015年09月02日『Redbull.com』記事参照）

ロッシ＆ドヴィツィオーソ両選手が語ったペトルッチ選手についてのコメントや、ペトルッチ選手の素顔に興味のある方は、こちら必読！！

【メルマガ号外 2015年09月05日 発行】
【2015年シルヴァーストーンGP内輪話】

●ダニーロ・ペトルッチってどんな人？、今後、更に増すジジ・ダッリーニャの要求…

[amazonjs asin=”4309285260″ locale=”JP” title=”プロテイン・ダイエットレシピ：基礎代謝UPで燃えるカラダを作る”]