『マルケス：ドゥカティには良い贈り物をしてもらった』
★8月14日（日）、オーストリアGP決勝レースを5位でゴールしたマルク・マルケス（ホンダファクトリー）のコメント。
【土曜日の転倒は、けっこうレースに響いた？】
「当然、転倒してなければもう少し良かっただろうが、最終的な結果は同じだったんじゃないんですか。序盤ラップで前にいられるかどうか…特にヤマハ組と同じリズムを維持できるかどうかを見極めようとアグレッシブなスタートを切りました。ドゥカティに関しては、タイヤがおかしくなるとか…なにか余程のことが起きないかぎり、ついては行けないのは分かってたんで。
序盤はアグレッシブに走ってたが、その後、このリズムで走り続けたら転倒するか終わってしまうか半々の確率だなと思ったんで、第1コーナーでミスった後はちょっと減速することにしたんです。それ以降は僕にとっては別レースでした。ギャップをコントロールし、マーヴェリック（ヴィニャーレス）とレースをしてね。彼が僕に貼り付いてたし、最後、もう少し上を獲得できるようキープしてたんが、でも必要なかったですね。結局、最後も彼と一緒だったんで。」
【今回は5位で満足？】
「5位なら上出来だってことは分かってたし、ドゥカティに贈り物をしてもらえたんで。1位と2位でゴールしてくれたんですからね。ヤマハ組と比べ、ロスしたポイント数は5ポイント（ロレンソ）と2ポイント（ロッシ）だけだから。
だから、もしレース前に『今日は5位でどうだ？』と言われてたら、喜んでサインしてましたよ（冗）。」
【シーズン後半は常にポイント数を計算していくことになる？】
「まぁ、チャンピオンシップがどうなっていくかを見て、計算していかないとね。でも、計算しなければならないことって滅多にないんですけどね。
今シーズン、けっこう苦戦した時が2回あって…ル・マンと今回なんですよ。ル・マンでは転倒したんで、今回はしたくなかったんですけどねぇ。だからレース前から、へんてこりんなことをせずに5位になれるならってOKって思ったんです。もっと挑んでいくこともできたんだろうけど、転倒の可能性が大きかったですね。」
【ブルノ次戦は？】
「ブルノでは多分、ヤマハ組が速いと思います。うちは、あそこはけっこう良かったんですよね。それとドゥカティがコンスタントかどうかも見てみないと。シーズン序盤はそれほどコンスタントではなかったんで。でも、皆、本当に伸びてきてますからね。うちも少しづつですが良くなってきてるし。気をつけてないとね。
今週末が始まる前から言ってるんですが、まだシーズン中盤で、これまで稼いできたポイントは2レースでチャラになってしまう可能性だってあるんですから。」
（2016年08月14日『AS』記事参照）
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