『ダッリーニャ:今はタイトル争いができる状態ではない』
★カタールテスト最終日、ドゥカティは上位6位までに4選手が入った(2位ドヴィツィオーゾ、4位ロレンソ、5位バウティスタ、6位レディング)。
★ジジ・ダッリーニャ氏(ドゥカティ・ゼネラルディレクター)が次のように語った。
「当然のことながら、うちの目標はトップに立つことです。難しい…実に難しいことではあるが、それが目標ですから。うちの選手のいずれかがトップに立たない限り、喜べはしないでしょう。
冬季オフシーズン中のドヴィツィオーゾによる開発作業には満足してます。特に、セパンテストと今回の初日にマシン開発に向け貴重なフィードバックを提供してくれました。
ホルヘ(ロレンソ)に関しては、まだまだやるべきことは山積みだが、共に成し遂げてきたことに対しては満足してます。作業を間に合わせ、マシンの実力がすべて発揮できるよう、そして、ネガティブ面を抑制できるようにしていけるでしょう。」
【ロレンソ選手の調子は?】
「ホルヘは現在、困難な作業をこなしている最中ですから。マシンの乗り換えは複雑なもので、しかも、これまでずっと同じマシンに乗り、同じスタッフらと作業をしてきたのなら特にそうでしょ。今回のオフシーズンは明らかに大きな変化だったのだから、困難に遭遇するのは当然のことだし、解決するよう努力していきますよ。人と言うのは変わっていくもので…ホルヘのことは子供の頃から知っているが、実に変わりましたね。大人になりましたよ。何を望み、何が獲得できるのかが分かっている。ただ、もともとの性格はそのままだし、もちろん、昔のままでいてくれて嬉しいですよ。」
【今シーズンについては?】
「ホルヘと契約を交わした以上、うちの目標はタイトル争いをすることです。今現在、それができる状態にないことは明白だが、現在抱えている問題を減らしていくような解決策はありますから。いかに上手くそれを実行していけるか、また、トラックでどれだけのスピードを出していけるかにかかっています。
私には目標があり、今年、そして来年、この世界で働く限り毎年、その目標を掲げていくことになるでしょう。それはドゥカティに世界タイトルをもたらすことです。」
(2017年03月13日『Motorsport.com』記事参照)
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